テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「憧れるのをやめましょう。トラウトやベッツが…」大谷翔平がWBC優勝直後に語った“あの名言”の真意「尊敬の眼差しが弱気に」「対等な立場で」
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byNanae Suzuki
posted2026/03/14 11:04
日本代表としてWBC連覇を狙う大谷翔平。“あの名言”を口にした真意を前回大会決勝後に語っていた
「僕らは知らず知らずのうちにというか、アメリカの野球に対してかなりリスペクトというか、そういう気持ちを持っています。ただでさえ素晴らしい選手、ラインアップを見るだけで、尊敬の眼差しが逆に弱気な気持ちにかわってしまうケースが多々ある。今日1日だけはそういう気持ちを忘れて、本当に対等な立場で必ず勝つんだという気持ちをみんなで出したいなと思っていました」
2026年WBCについて語っていたこととは
言わずもがな言葉で引っ張るタイプではない。だからこそ、大谷の言葉には重みがあった。
「(日本ハム時代の)2016年に日本一になりましたけど、こういう形で(栗山監督と)また一緒に野球をするとは正直思っていなかったので。本当にいい経験をさせてもらいましたし、最終的に最高の形で終わることができて、自分にとっても素晴らしい経験でした。間違いなく今までの中でベストの瞬間じゃないかなと思いますし、今日勝ったからといってその目標が達成されているわけではないので、これはひとつの通過点としてこれからもっともっと頑張っていきたいですし。これからシーズンが始まるので、そこに向かって日々努力したいなと思います」
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次回WBCは3年後の2026年。大谷は「出たいですね。僕自身が一定のレベルに居続けるのが条件ですし、そうなるように最善の努力をしたいと思います」と語った。
この謙虚さは嫌みではない。「人に興味がない」から周囲からどう思われているかも分かっていない。大谷ほど自身の力を過小評価しているアスリートもなかなかいない。だからこそ、頑張れる。〈つづきは下の【関連記事】第1回から〉

