オリンピックへの道BACK NUMBER
りくりゅうの“性格だけではない”相性の良さ「スケーティングが合う」「滑りが似ている」木原龍一と三浦璃来がペア結成当初から語ってきた“本当の強み”
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byKaoru Watanabe/JMPA
posted2026/03/07 11:00
りくりゅうの「相性の良さ」は、性格だけでなく、スケート技術そのものにもあった
それは得点の内容にも反映されている。
世界歴代最高点をマークしたフリーの技術点は、基礎点が62.50点。そこにGOE(出来ばえ点)が加わったが、その点数は実に20.23点。合わせて82.73点を技術点で得た。
2位のアナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラワ(ジョージア)は、基礎点では62.40点、三浦・木原と大きな差はなかったが、GOEの加点は13.88点で76.28点。ミスが1つあったことを差し引いても、加点で6.45点の大きな差がここで生まれた。
三浦も木原も語っていた「スケーティングが合う」
ADVERTISEMENT
加えて、特筆すべきもう1つの点は主に表現面の得点とも言える演技構成点だ。三浦・木原は、3つの項目のすべてで唯一、9点台を記録し、75.40点。演技構成点の2位でもあるメテルキナ・ベルラワは70.01点だから、ここでも差をつけている。
この表現面を支えた大きな要因もまた、三浦と木原のスケーティングならではのスピードであり、それが『グラディエーター』の曲調とあいまって、世界観を築いたことが高得点の力となっている。
スケーティングについては、三浦もこのように語っている。
「スケーティングのスピード感が合っているので、技に入るタイミングも合っています」
三浦と木原はペアを組んだ当初から、特に木原のほうは「スケーティングが合う」と感じていたことをしばしば言葉に表している。
それはやはり、大きな出会いであったと言える。

