- #1
- #2
フィギュアスケートPRESSBACK NUMBER
名作「ミウラは素晴らしいが、キハラは…」“消えたフィギュア王国”ロシアの三浦璃来&木原龍一への本音…元・最強国が報じた「りくりゅう金メダル」
text by

別府響Hibiki Beppu
photograph byAsami Enomoto/JMPA
posted2026/03/06 17:03
日本初となるフィギュアスケートペア種目で金メダルを獲得したりくりゅうペア。その偉業を「消えた強国」はどう報じたのか?
上述のロドニナ氏も、りくりゅうペアの勝利を賞賛する一方で、「全体を見れば非常に悲しい光景だった」と述べている。
「もちろんロシアのペアがいなかったことが一番悲しかったです。ただ、会場にはいたるところに『ロシアの精神』が漂っていたようにも思います。ある国のペアそのものや、もしくは1人の選手がロシアに縁のある選手だったりしましたから。
現代でもフィギュアスケートのペア種目は、ロシアに安定した実力を持った組が多いのが事実です。この種目の骨組みは、常にロシアのペアで構成されてきたのです」
ADVERTISEMENT
ロドニナ氏はそんな風に、強豪国のプライドをのぞかせる。
ペア種目の表彰台「半分」がロシア出身選手!
実際にミラノ・コルティナ五輪でジョージアに冬季五輪初の銀メダルをもたらしたアナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラワのコンビはともにロシア出身。また、銅メダルを獲得したドイツ代表のニキータ・ボロディンも元ロシア国籍だ。つまりペア種目では、実に表彰台に上った6人のうち半数がロシア出身ということになる。
ジョージアは競技力向上のために、近年はロシアからの選手受け入れ強化が進んでいる。ボロディンはロシア国内で競技パートナーが見つからなかったことがきっかけだったという。
かようにいまだフィギュアスケート界では大きな存在感を見せている大国・ロシア。
こうして同国の報道を見てみると、そこには強国としての強固なプライドとともに、衝撃的な演技を見せてくれたりくりゅうペアへのある種の“やっかみ”や“羨望”も見て取ることができた。
はたして4年後のフランス・アルプス五輪の舞台に、彼らの姿はあるのだろうか?

