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「やっぱり同級生に負けたくない」中日・根尾昂(25歳)がポツリ…WBC取材のウラ側で聞いた“悔しさ”「ドラゴンズ後輩の高橋宏斗や金丸夢斗も代表に…」
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佐藤春佳Haruka Sato
photograph byHideki Sugiyama
posted2026/03/06 11:05
サポートメンバーとして3日間、侍ジャパンに参加した中日・根尾昂(25歳)
大谷をはじめ、山本由伸投手、菅野智之投手らのメジャー組に加えて日本を打表する投手にまじり公式練習に参加。その夜には、いきなり大阪市内の焼肉店で全選手揃って行われた決起集会にも参加した。
「(代表に)初めて来たような感じではないような雰囲気で、すごくフレンドリーに迎えてくれました」
錚々たる顔ぶれに最初は遠慮気味だったが、ピッチングの話からトレーニング、栄養の話に至るまで、一流の在り方について色々な話を聞いたという。一番話が盛り上がったのは、近くの席にいたドジャースの“頭脳”ウィル・アイアトン氏だったというのも根尾らしい。
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「データの話とかずっと興味があったのでずっと話していました。アメリカの最先端の部分について聞いたり、逆に日本の良さというところも聞けたり……。凄く面白かったです」
大谷の通訳を務めながら、アナリストとしてチームのデータ分析も担うアイアトン氏と意気投合し、様々な興味深い話を聞いたのだという。
「この3日間の経験はもの凄い財産です」
2日のオリックス戦は当初、9回に登板する予定だった。先攻の日本代表がリードを許していたために9回裏の登板はなかったが、ブルペンで過ごすなかでも、一流の投手たちの準備の仕方や集中力を高めていく様子など、多くのことを見聞きした。
「この3日間の経験はもの凄い財産になりました。もう吸収してもしきれないほど……。今気づいても、まだできないことも沢山ありますけど、それを少しでも、1つずつでも出来るようになりたい。たくさん話を聞くことができたので、これからそれを自分のものにしていきたいと思います」
根尾は何度も頷きながら、手応えを明かした。
2018年ドラフト1位で中日入りし、今年でプロ8年目を迎える。内野手、外野手とポジションを替え、2022年途中からは投手に転向。思うように結果を残せずもがき続ける日々のなかで、ひたむきに奮闘を続けている。中継ぎに専念した昨シーズンは一軍登板4試合のみで、投球回数は投手転向後の4年間で最も少なく、期待の若手投手がピックアップされる秋季キャンプのメンバーからも漏れた。


