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「ピッチに座り込み、14秒間動けなかった」ブライトン三笘薫(28歳)の失望…“悲劇的な失点”、50分後に三笘が記者に告白「なかなか難しいです…」
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田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byGetty Images
posted2026/02/04 17:20
1月31日エバートン戦。終了間際に同点に追いつかれたブライトン。試合終了後、三笘はピッチに座り込む
「そうですね、前節もそうでした。反省しているつもりでも、こういう風になるのは(試合の締め方の)マネージメントが足りないということ。昨季もそうでした。こういう試合を落とすと、上位に行けないのは確実。『学ばないといけない』とずっと言ってますけど、なかなか難しいです」
落胆する三笘の姿からは、覚悟を持って欧州カップ戦出場を目指しているからこその悔しさがにじんでいた。
実際、欧州カップ戦出場権争いは熾烈を極めている。現在13位のブライトンは勝ち点31。欧州カップ戦圏内6位リバプールは勝ち点39で、その差は8である。理論上、残りの14試合で追いつくことは不可能ではないが、今季のプレミアリーグはいわゆる団子状態にある。
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ブライトンの上には、6位リバプールまで6クラブがひしめき合う。つまり、フラム(9位)やエバートン(10位)といった直接のライバルとの対戦を制していかなければ、上位進出は見えてこない。だからこそ、三笘の落胆は大きかったのだろう。
また、感情の起伏が激しい試合でもあった。
三笘は後半にセットプレーからネットを揺らしたが、プレーに関与した味方がオフサイドポジションにいたため、VARでノーゴールとなった。三笘による「幻の追加点」が決まっていればブライトンは逃げ切れたように思うが、結果的に試合終盤で同点弾を許した。
前節のフラム戦でも、三笘には「幻のアシスト」があった。敵3人に囲まれた状況から見事なスルーパスを通し、CFのダニー・ウェルベックがネットを揺らした。この直後、三笘は感情を爆発させ、ゴール裏に陣取るブライトンサポーターに向かって何度もガッツポーズした。しかしVARの結果、このプレーはオフサイドに。報道によると、ウェルベックの腕が「わずか1cm」前に出ていたという。
歓喜の雄叫びから、一転して失意のどん底に。気持ちの整理が難しい試合が、2回続いたわけだ。
意外な答え「1日経てば忘れる感じ」
筆者は、気になっていた点を質問した。「白星を掴めない状況は当然悔しいと思います。気持ち的にもこたえる試合が2回続いた中で、三笘選手は普段どうやって気持ちを切り替えているのですか」と。三笘からは「1日経てば忘れる感じですかね」と意外な答えが返ってきた。そして、「次に向けて、練習で切り替えるしかないかなと思います」と続けた。

