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「チーム強化を加速させる段階に…」西武今オフ“積極補強”の裏側「危機的状況だった」赤字脱却から描く逆襲のシナリオ〈球団社長インタビュー〉
text by

佐藤春佳Haruka Sato
photograph byBUNGEISHUNJU
posted2026/02/05 11:16
黄金期は他を寄せ付けない強さを誇ったライオンズ。低迷期を経て名門復活を目指す
――昨シーズンの観客動員数は173万2073人で、前年比ではパ・リーグの中でトップにあたる数字でした。
奥村社長 前年比で11%ほどの観客動員数が増加しましたので、ファンの方々に来ていただく形を作ることができた。そこから生まれる利益でようやくチームに投資ができるというところで、まさにここからチーム強化にエンジンをかけていくという段階にきていると思います。
強化の新段階に…今オフ積極補強の背景
――このオフから来シーズンにかけては、チーム強化という意味でも転換点となるということですか。
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奥村社長 まさにその通りです。ファンの方々をいつまでもがっかりさせるわけにはいかないので、このオフあたりからはチーム強化を加速させていく段階に入ったと思います。
――ライオンズはここ数年、安定感を誇る投手陣の一方で攻撃陣の得点力不足が大きな課題でした。今オフはDeNAから桑原将志外野手、日本ハムから石井一成外野手とFA選手2人を獲得。台湾リーグから林安可、元MLBパイレーツのアレクサンダー・カナリオ両外野手の加入も発表されました。
奥村社長 今まではどちらかというと育成に目を向けていましたが、経験を積みレギュラーを掴みつつある選手たちがようやく出てきました。育成だけではチームは強くならない。勝つ野球をするために、ということで今オフは外国人選手やFAの補強などにも積極的に動いたというところです。
低迷期を経て、逆襲への道筋が見えてきたライオンズ。最後にファンが知りたい「本拠地が暑い問題」、「スター選手が流出する問題」を直撃すると……。〈つづく〉

