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「スターダムの現状を変えたい」“グランドスラムに王手”スターライト・キッドが語った上谷沙弥への思い「やりたかったことを上谷が…悔しかった」
text by

原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2026/02/01 17:00
スターライト・キッドは上谷沙弥から赤いベルトを奪い、スターダムのグランドスラムを達成することができるのだろうか
キッドが語った“上谷の強運”「私も運がある方」
キッドはマスク越しに目を輝かせた。
「私は運がある方だと思っています。でも今回は上谷が“プロレスを広めたい”という意志から出演した『鬼レンチャン』がバズった。ここは私にちょっと運がなかったかな。2025年の上谷は運と努力と実力が全部重なり合った。私は大江戸隊の時、あんなにバーンと、テレビにも出させていただいた。地上波でプロレス総選挙もあって、ハイスピードのベルトであそこまで行けると思わなかったけれども、あれも私の運のひとつ。でも波があるんです。プロレスでもプライベートでも(いい時と悪い時の)差は激しいけれど、運は持っている方だな、と。キッちゃんファミリーの大会(2025年10月20日・新宿FACE)でも、みんなが私のためにやってくれた。それも私の運なのかな」
改修が終わった大阪府立体育会館はキッドにとって「何かと縁がある場所」だという。
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「足を怪我した時の復帰戦も第1でした。今回第1のメインで上谷と赤をやりますけど、2024年2月にもサオリの白にここで挑戦しました。その時は、舞華の赤に上谷が挑戦していた。2年ですごく変わるんだな、って。順序良くレベルアップできているんだなあ」
「上谷は因縁の相手。ワンダーを落としてからそんなに時間は経っていないけど、行くと決めた。上谷の陰にいると思われたくない。この体格で赤に挑戦というのは前のスターダムでは数少なかった。ワンダーで歩んできた期間もあって、挑戦資格を得られたのかな」
「スターライト・キッドがプロレス界の顔になる」
1月21日、試合前の後楽園ホール。キッドがスタイルブックの宣伝でリングに上がっていると、上谷がキッドを急襲、自伝本の宣伝を始めた。同時に「休暇に飽きた」として、2月7日を待たずに参戦してきた。
二人の前哨戦は続いている。
「ずる休み休暇明けでしたけれど、(上谷の)コンディションは良さそうでした。私は前哨戦を重ねてきて、自分の気持ちをヒートアップさせる方。そこから見えてくるものもある。だから、上谷がずる休み休暇に入ったときに置いてきぼりにされた感じがあった」
「時間がかかったけど、赤への初めての挑戦。自分への挑戦でもある。この体格でもここまで食い込んでいけるんだ、というのを証明していきたい。上谷には一度しか勝ってないけれど、上谷にこれだけの悔しさと思いがある私だからこそ、私が今の上谷を倒して新しい時代を作っていく。そしてスターライト・キッドがプロレス界の顔になる。ファンの皆さんの応援があってこそのスターライト・キッド、大阪で私の本気を見届けてほしい」



