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「スターダムの現状を変えたい」“グランドスラムに王手”スターライト・キッドが語った上谷沙弥への思い「やりたかったことを上谷が…悔しかった」
posted2026/02/01 17:00
スターライト・キッドは上谷沙弥から赤いベルトを奪い、スターダムのグランドスラムを達成することができるのだろうか
text by

原悦生Essei Hara
photograph by
Essei Hara
キャリア11年目に入ったスターダムのスターライト・キッドは2月7日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場で上谷沙弥の持つ赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)に挑戦する。
「やりたかったことを上谷が…悔しかった」
2024年12月29日にキッドはなつぽいを破り白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム王座)を戴冠し、順調に防衛を続けていた。だが、昨年11月3日に大田区総合体育館で小波にレフェリーストップで敗れて、2カ月の欠場に追い込まれた。
そんなキッドが初めて赤いベルトへの挑戦を決意するに至るまでの思いを語った。
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「ケガだけじゃなくてワンダーのベルトも落としてしまったっていうのが、すごく痛かった。ワンダーのチャンピオンとして両国国技館にも立ちたかった。SNSも珍しく距離を置いたりしていたんですけれど、外から見るスターダムはやっぱりすごいなあとも思った。でも、自分がいないのが悔しかった。いろいろ考えさせられた2カ月間だったと思います。11月は長く感じたんですけれど、12月はアッという間でした。この違いが何なのかはわからないんですが、ケガの状況に応じて、できる仕事はやらせてもらっていたし、トレーニングもできる範囲でやっていたので」
「私、ケガでの長期欠場はない。毎回1カ月半か2カ月の欠場。これも不幸中の幸いなんだな、と思っています。今回に関しては私が意地でタップしなかったのが悪いとは思うんですけれど、自分でケガしたわけではないので。小波にあんな形でワンダーを取られてアーティストも取られて、小波にベルト含めリベンジしにいくべきか、次に行くべきかめちゃくちゃ悩んだけれど、自分が出した答えが上谷の持つ赤への挑戦でした。欠場中に2026年は徐々に、とか思ったりもしてたんですが、上谷のダブル受賞(プロレス大賞MVPと女子プロレス大賞)を見て。あれが自分のなかで大きかった」
キッドは昨年12月29日、両国国技館で安納サオリを下した上谷の前に立った。
「私はマスクウーマンで史上初をいっぱい取りたいと大江戸隊の時代から言ってきた。上谷はマスクウーマンではないけれど女子プロレス界の史上初を取った。悔しかった。上谷は私がワンダーを持っていた時に、私がやりたかったことの多くをやり遂げてみせた。比べられてしまうだろうし、悔しかった。後は私がスターダムでデビューしたからにはやりたかったこと、“真のグランドスラム”を達成したい、という思いがあった」



