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「黒田朝日君は、本当にすごい。尊敬します」脱帽の駒澤大・佐藤圭汰と同期たちが最後の箱根駅伝で見た衝撃…それでも「自分らの柱は圭汰だった」
posted2026/01/14 17:00
大腿骨の疲労骨折からの故障明けというコンディションながらも区間新をマークした佐藤(中)だが、黒田朝日の超人的な走りには脱帽した
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Yuki Suenaga
駒澤大での4年間を振り返ると、帰山侑大は「自分らの代は佐藤圭汰が柱だった」と言った。
「自分たちの代は、その柱がいて、みんな負けじとがんばってきました。やっぱり圭汰の存在が大きかったですし、お互いに尊敬し合っているというか、あいつならやってくれるという感じで、信頼できる関係でした」
山川拓馬は、佐藤の存在が刺激となり、「チームの競技力向上に大きな影響を与えた」という。伊藤蒼唯も「駒澤大にとって、圭汰の存在が大きかった」と強調した。
黒田君はすごい。尊敬します
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佐藤に彼らの言葉を伝えると、神妙な顔つきでこう話した。
「いや、もう支えてもらったのは自分なので。この2年間、山川と伊藤、帰山に何度も助けられました。自分が軸というよりも、4年生みんなで支えあって頑張ってこられたので、昨年の全日本で優勝できましたし、4年のみんなに感謝しかないです」
4年生の最後の箱根駅伝、駒澤大は総合6位に終わった。終わってみれば青学大の強さが際立ち、4人衆も改めてそれを感じた。
佐藤は、「青学大は本当に強い」と感嘆した。
「青学は、箱根では外さないですよね。しかも16位で1区を終えて、そこから5区で逆転するのって、ほんとヤバいですよ(苦笑)。黒田(朝日)君は、本当にすごい。かっこいい。尊敬します。今後、勝負するとしたらロードでは難しいので、トラックで一緒に走ってみたいです。その時、どんなタイムが出るのか、楽しみです」
佐藤は卒業後、アメリカを拠点に1500m、5000mを主戦場として世界を舞台に戦う。レース後、「もうハーフの距離は走ることはないですね」と笑ったが、その言葉通りであれば、10区を走る姿がハーフ以上の距離を走る佐藤の見納めになった。
同期3人が「軸」と語った佐藤が10区で区間新をマークして、箱根を締めくくった。藤田敦史監督が強く望んだ総合優勝には届かなかったが、4年生にとっては意味のある終わり方ではなかっただろうか。
駒澤大4年生、そして佐藤が戦ったこの1年間、箱根路で彼らが直面した試練とは何だったのか。その内情は本編で詳しく描かれている。
〈つづく〉
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
