将棋PRESSBACK NUMBER
“あの朝ドラ主役”のん「藤井竜王名人は神聖」「初段取りたいです」藤井聡太23歳も対談&ドラマに熱視線…観る将マンガ家が描く“将棋愛”
text by

千田純生JUNSEI CHIDA
photograph byKeiji Ishikawa,Junsei Chida
posted2026/01/07 06:00
マンガ家が振り返る将棋ハイライト。各イラストは関連記事からもご覧になれます!
のん:記者の皆さんの前で言うのは……緊張するんですけど。
――ドラマの撮影とも関連するのでしょうか。
のん:はい。共演した藤木直人さんが初段を取られたんですね。それがすごくうらやましくって。「いいな、いいな」って思ってるので、わたしもどうにか修行して、初段が取れたらいいなって思っています。
ADVERTISEMENT
――藤井先生は『MISS KING』をご覧になりましたか。
藤井:対談にあたって拝見しまして……。
――どのような印象を受けられましたでしょうか。
藤井:国見飛鳥の心の傷や葛藤を抱えながらも盤上に向かって打ち込んでいく姿勢とともに、様々な人間関係のドラマと盤上がリンクするような非常に引き込まれる作品と感じました。
――藤井六冠は、のんさんが演じられる国見飛鳥の将棋を指す姿をご覧になってどう感じられたでしょうか。
藤井:そうですね、本当に気迫を感じる対局姿勢だと、私も見ていて引き込まれるところがありました。実際、自分自身も対局で集中できている時というのは、盤上に入り込むような感覚っていうのがあるんですけど、ドラマを見ていても国見飛鳥の感覚で対局に向かっているんじゃないかと。すごくそういった対局シーンに関しても引き込まれる魅力があると思いました。
のん:すごく嬉しい。ありがたいですね。
藤井六冠はドラマをきっちりチェックしていた
のんさんと藤井六冠のトークにホッコリするとともに――今回振り返ってもらった福間女流六冠も西山女流二冠も“初の女性棋士”を目指すという時流の中で――女性棋士が人生をかけるストーリーは時節に即していると言えますよね。
取材現場を見ていた担当編集さんいわく「藤井六冠がしっかりと『MISS KING』を視聴して、自分の言葉でドラマと将棋の魅力を伝えていたのはさすが……と思いました。それに加えて、のんさんが“初段を取りたいです”と口にした瞬間、藤井六冠がニッコリと嬉しそうな表情を浮かべていたのが印象的でした」とのこと。世間に幅広く将棋を知ってもらうために、将棋界以外の発信者も出てきてくれれば――ということで、のんさんが今後も愛情をもって将棋を推す姿に期待したいですね。
なお『MISS KING』は7日22時まで無料配信しているとのこと。藤井六冠も絶賛していたなら見なきゃな……と新年早々、作業そっちのけで見てしまいそうです(笑)。
その藤井六冠に対して、テレビ棋戦である銀河戦決勝では同郷・愛知の豊島将之九段が勝利して6年ぶり2度目の優勝を果たしました(藤井六冠の3年連続準優勝もそれはそれですごい……)。名うてのベテランが集う達人戦では森内俊之九段が初優勝を飾るなど、将棋ファンみんなが大好きな棋士が活躍する姿……今年も期待したいと思います!〈将棋特集:つづく〉

