酒の肴に野球の記録BACK NUMBER

赤星優志ら巨人勢6人、プロ野球6球団23人が沖縄集結のナゼ…「リハビリ調整にも」「某球団コーチが“こんなことはウチではなかった”と」

posted2025/12/30 06:02

 
赤星優志ら巨人勢6人、プロ野球6球団23人が沖縄集結のナゼ…「リハビリ調整にも」「某球団コーチが“こんなことはウチではなかった”と」<Number Web> photograph by Kou Hiroo

巨人の投手陣で主力である赤星優志も参加したJWL。NPBの選手たちが沖縄に集結した

text by

広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

PROFILE

photograph by

Kou Hiroo

 4回目を迎えたジャパンウィンターリーグ(JWL)は11月21日に開幕し、12月18日に全日程を終了して閉幕した。温暖な沖縄に、NPB、KBO(韓国プロ野球)、CPBL(台湾プロ野球)、社会人野球、独立リーグ、クラブチーム、さらには海外から球団との契約を求める野球選手などが集結し、6チームに分かれてリーグ戦を戦うというものだ。

 今季は世界16カ国から125人の選手が集結、実力別にアドバンス・リーグ、トライアウト・リーグ各3チームに振り分けられ、1カ月にわたってリーグ戦を戦った。NPBからジャパンウィンターリーグに選手を派遣し始めて今季で3シーズン目だが、今年は過去最多の6球団から23人が参加した。

巨人・赤星が前半戦だけ参加したワケ

 沖縄水産高時代に夏の甲子園で準優勝投手になり、九州共立大を経て巨人、ダイエーでもプレーした大野倫氏は、ジャパンウィンターリーグのGMとして、チームや選手を見守っている。今年のリーグは、大野GMの目にはどう映ったのだろうか?

ADVERTISEMENT

「4年間でレベルがものすごく上がったというのが、第一印象ですね。もちろん、まだ成長過程なんですけども、一昨年から、プロが支配下選手、育成選手を派遣してきて、そこでレベルが上がった。社会人も選手を派遣している。このレベルをどれだけ維持向上させることができるかが大事でしょうね。それがプロや社会人が、このリーグに選手を派遣する一つの基準になってきますから」

 NPBから派遣される選手は、育成や支配下でも若手選手が中心だったが、巨人は赤星優志を前半戦だけ参加させた。大野GMにとっては、巨人の遥か後輩でもあるが――彼はどうだったのか?

【次ページ】 社会人選手の意識の高さに感心

1 2 3 4 NEXT
#赤星優志
#読売ジャイアンツ
#大野倫

プロ野球の前後の記事

ページトップ