STYLE NEWS
32代目の進化。アシックスの名作シューズ「GEL-KAYANO」が実現する安定性と快適性の両立
posted2025/10/28 11:00

1993年の登場から30年以上もの長きにわたりランナーに愛されている、「GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)」。長時間走行してもスムーズな足運びができるようサポート力を高め、足元のぐらつきを抑えるなど、安定性を高めることで多くのランナーをフルマラソン完走に導いてきた。
6月に登場した最新モデル「GEL-KAYANO 32」は、安定性と快適性を両立させるために、長時間の走行によるランニングフォームの変化に適応した「4D GUIDANCE SYSTEM(フォーディガイダンスシステム)」を採用している。
「4D GUIDANCE SYSTEM」とは、走行距離とともに変化するランナーの動きを研究し開発した複合的な機能構造のこと。「GEL-KAYANO 32」では、かかと部に適切な傾斜をつけることでヒールコンタクト(かかとからの接地)をよりスムーズにし、ミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)を内側のかかと部から中部にかけて広がりをもたせた立体形状にすることで、走行時の過度な倒れ込みを抑制している。また、アーチ部に横に張り出すようにやわらかなフォームパーツを配置することで、疲労時に必要となる中部の安定性に加え、快適な履き心地を実現している。
前作からさらに進化した安定性とフィット性
「GEL-KAYANO 32」は、ミッドソール前部を前モデルより約2mm厚くしながら、全面にクッションフォーム材「FF BLAST PLUS (エフエフブラストプラス)」を採用。かかと部に足にかかる負担を軽減する衝撃緩衝機能「PureGEL(ピュアゲル)」を内蔵することで、よりソフトで快適な走りをもたらす。さらにアッパーに、通気性とフィット性を高めた「エンジニアードメッシュ」を採用し、アッパー内側とベロ部をつなげた構造にすることで足とシューズの一体感、フィット性を向上させている。
アシックス独自の設計思想「ASICS Design Philosophy(アシックスデザインフィロソフィー)」に従い、身体と心の両方に優れた構造設計を目指し、完成した「GEL-KAYANO 32」。これからランニングを始める初心者やフルマラソン完走を目指すランナーに走る楽しさを感じさせてくれる一足といえる。
(文=福田剛 写真=asics)

