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「余計なストレスは走りにマイナス」雑用は4年生まで全員で…出雲駅伝“古豪の復活”を生んだ「プチ改革」のウラに“化けた4年生主将”の存在アリ 

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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photograph byYuki Suenaga

posted2025/10/15 17:00

「余計なストレスは走りにマイナス」雑用は4年生まで全員で…出雲駅伝“古豪の復活”を生んだ「プチ改革」のウラに“化けた4年生主将”の存在アリ<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

学生三大駅伝で久しぶりに優勝争いに絡んだ早稲田大。アンカー・工藤慎作がゴールテープを切った

 白石幸誠主務は、「これまで接点があまりなかった上級生と下級生が話していたりするので、良かったかなと思っています」と話す。山口もキャプテンとして、この“プチ改革”を推進した。

「1年生の時に感じていたストレスを、後輩たちには感じて欲しくないという思いがありました。みんな、競技力を高めたいと思って競走部に入ってくるわけで、余計なストレスは走りにはマイナスになりますから」

 部の規律の中に、大きな自由がある早稲田だが(練習メニューの自由度など)、今年はチームとして戦おうという意識が強いように感じる。やはり、リーダーのキャラクターが反映されるのだ。

「もっと過酷な区間で勝負できるように」

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 次戦は11月2日の全日本大学駅伝だ。山口にも期するところがある。

「出雲は、戦略的にいちばん短い2区を走らせてもらいましたけど、全日本ではもっと過酷な区間で勝負できるようにしたいと思っています」

 昨年同様、流れに大きな意味を持つ2区か、それともエースが集う長い7区か? 取材の最後に、花田監督に全日本に向けての秘策はあるのかどうか、聞いてみた。

「まだ考えていません(笑)」

 ずっこけたが、区間配置は当日までのお楽しみとしよう。

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