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元横綱稀勢の里 二所ノ関親方が徹底解説
第33回:高安「今からでも遅くない」
posted2025/09/14 09:00
text by

二所ノ関寛Hiroshi Nishonoseki
photograph by
Takayuki Ino(Illustariton)
私の鳴戸部屋時代の後輩、高安関は35歳になりますが、まだまだ元気いっぱい、体調万全の場所では優勝争いに絡む活躍を見せています。
皆が豪快な相撲を取っていた旧鳴戸部屋の力士らしく、高安関も運動能力が高くてパワーがあります。今年の七月場所で印象的だったのは、好調だった安青錦関をぶん投げた一番です。懐に入られたら厄介な安青錦関に対し、高安関は右上手で抱え込んでぶん投げてしまったのです。この上手投げを見て、私は師匠だった13代の鳴戸親方(元横綱・隆の里)の教えが受け継がれていることを実感したのでした。
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