公立高野球部の悲鳴「野球用品が高くなりすぎ…」「公立は年間予算が15万円だけ」練習球（7000円）しか買えない学校も…甲子園、公立校減少のウラで 

星　ブルースボルトのグラブですね。先発メンバー9人中、ショートとセカンドを除く7人はブルースボルトのグラブを使っていました。おそらく、まだ市販されていないものだと思います。ブルースボルトと言えば、WBCでヌートバーが同メーカーの打撃グローブを使っていたことで一躍有名になりました。花巻東と言えば、アシックスとのつながりが強い高校だったんです。ただ、アシックスが野球用具から撤退してしまった。そこでブルースボルトがモニター校として花巻東に目を付けたのだと思います。なので、これからグローブも展開していくつもりなのではないでしょうか。

花巻東・萬谷堅心。グラブをよく見ると、紫色のイナズマが入っている　©Sankei Shimbun

――バッティンググローブはもう商品化されているのですか。

星　されています。ただ、市場価格は2万から3万と、とにかく高い。WBC当時、ヌートバーフィーバーで、けっこう問い合わせがあったのですが、あまりにも高額でうちでは取り扱えないな、と。通常の打撃グローブは3000円から4000円。ちょっと高いものでも6千円ぐらいですから。

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――なぜ、そんなに高いのですか。

ヌートバー。打撃グローブにイナズママーク。ブルースボルト製のものだ　©Getty Images

星　正直、よくわからないんです。耐久性があると言っても、フィット感も大事なので、そこまで分厚くすることはできませんし。花巻東の選手たちは4番の古城（大翔）君をはじめ何人か打撃グローブも使っていましたね。ただ、まだ高校野球対応の打撃グローブは出していないと思うので、こちらもまだ世に出てない商品か、あるいは単純に真っ白なデザインのグローブを使っているのかもしれません。

――古城選手のようにホームランが打てるというのなら2万円でも高くないかもしれません。

星　今度、調べておきますね。もし、そうだったら、うちの店舗でも大至急、取り寄せます！

＜前編から続く＞