記者の予想は「県岐阜商は甲子園出場すら厳しいチーム」横浜vs県岐阜商、波乱のウラ側…監督は“異色の経歴”「33歳から大学に通い、52歳で名門監督になった男」 

「狙っていたわけじゃないんですけど、渡辺の真っ直ぐがうまく散らばってたんで。相手が的を絞れなかったのだと思います。遅い球でも、相手は詰まっていたんで。（明豊打線が）嫌がっている印象を受けました」

　横浜を相手にしても渡辺は通用するのか。小鎗は冷静だった。

「横浜相手にまともに投げて空振りをとるっていうのは不可能です。渡辺は球が遅い。ただ、それを見て相手は打てると思うはず。そこにチャンスがある。ボール球に手を出したり、自然と大きいのを狙いはじめたりすると思うので」

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　横浜戦に先発したのはやはり渡辺大雅だった。

　さすがに厳しい。県岐阜商業は負ける――そう思った瞬間が3度あった。

＜続く＞