いち早いプロ野球MVP予想…セは阪神・佐藤輝明が大本命だが「じつは石井大智、清宮幸太郎が“穴”」パはソフトバンクvs日本ハムで混戦 

　ソフトバンクが優勝した場合はMVP候補5人は、

◎モイネロ（ソ）先発投手
〇大関友久（ソ）先発投手
〇周東佑京（ソ）外野手
△杉山一樹（ソ）救援投手
▲柳町達（ソ）外野手

　日本ハムが優勝した場合は、

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〇北山亘基（日） 先発投手
〇レイエス（日）指名打者
〇山﨑福也（日） 先発投手
△清宮幸太郎（日）内野手
▲達孝太（日）先発投手

　このような形か。ソフトバンクが優勝した場合は、モイネロでほぼ決まりだろう。日本ハムが優勝すると、北山、レイエス、山﨑福が横並び。清宮、達を含めて今後の活躍いかんとなる。あと30数試合、最終的に栄誉を手にするのはどの選手になるだろうか？

阪神・石井の“球児・平良超え”40戦連続無失点がスゴい

《第19週》 2025年8月11日から8月17日まで
【チーム順位】
〈セ・リーグ〉
・チーム順位
阪神109試66勝41敗2分率.617差-
巨人108試52勝53敗3分率.495差13
DeNA107試50勝52敗5分率.490差13.5
広島107試46勝56敗5分率.451差17.5
中日108試47勝59敗2分率.443差18.5
ヤクルト103試39勝59敗5分率.398差22.5

・第19週
DeNA6試4勝2敗0分率.667
ヤクルト6試4勝2敗0分率.667
阪神5試3勝2敗0分率.600
広島5試2勝3敗0分率.400
巨人6試2勝4敗0分率.333
中日6試2勝4敗0分率.333

　藤浪晋太郎が復帰したDeNAが好調だったが阪神も勝ち越し。マジックは「22」に。追いかける巨人との差は縮まらない。

〈パ・リーグ〉
・チーム順位
ソフトバンク108試66勝38敗4分率.635差-
日本ハム108試64勝42敗2分率.604差3
オリックス105試53勝49敗3分率.520差12
楽天106試51勝53敗2分率.490差15
西武107試49勝56敗2分率.467差17.5
ロッテ104試38勝63敗3分率.376差26.5

・第19週
ソフトバンク6試4勝2敗0分率.667
日本ハム6試4勝2敗0分率.667
オリックス6試3勝3敗0分率.500
楽天6試3勝3敗0分率.500
西武6試3勝3敗0分率.500
ロッテ6試1勝5敗0分率.167

ソフトバンクと日本ハムの1位2位争いが過熱、3位オリックスと4位楽天の差は「3」のまま。

【打撃成績】※RC順
〈セ・リーグ〉
村上宗隆（ヤ）22打7安4本8点0盗 率.318 RC7.59
山本祐大（デ）16打9安2本4点0盗 率.563 RC7.31
蝦名達夫（デ）24打9安1本4点0盗 率.375 RC6.98
上林誠知（中）22打9安2本3点1盗 率.40 RC6.56
林琢真（デ）27打10安2本8点1盗 率.370 RC5.93
〈パ・リーグ〉
フランコ（楽）20打8安2本5点0盗 率.400 RC6.82
太田椋（オ）24打10安2本9点0盗 率.417 RC6.60
田宮裕涼（日）13打8安1本3点0盗 率.615 RC5.72
ボイト（楽）21打8安2本5点0盗 率.381 RC5.49
山川穂高（ソ）22打8安2本5点0盗 率.364 RC5.44

　セは阪神の佐藤輝明が16打数0安打とスランプに。7月29日に復活した村上が最多の4本塁打、打点もDeNA林と並ぶ8。盗塁はDeNA三森大貴が2。パはフランコ、ボイトと楽天の外国人が好調。本塁打はこの2人にオリックス太田、ソフトバンク山川、日本ハム・レイエスの2。打点はオリックス太田の9。盗塁はロッテ髙部瑛斗の4。

【投手成績】※PR順
〈セ・リーグ〉
村上頌樹（神）1登1勝9回 責0率0.00 PR2.95
髙橋宏斗（中）1登1勝8回 責0率0.00 PR2.62
髙太一（広）1登7回 責0率0.00 PR2.30
森田駿哉（巨）1登1勝7回 責0率0.00 PR2.30
髙橋遥人（神）1登1勝7回 責0率0.00 PR2.30
竹田祐（デ）1登1勝7回 責0率0.00 PR2.30
メヒア（中）3登1勝2H7回 責0率0.00 PR2.30
〈パ・リーグ〉
モイネロ（ソ）1登7回 責0率0.00 PR2.50
九里亜蓮（オ）1登1勝6.2回 責0率0.00 PR2.38
與座海人（西）1登1勝6回 責0率0.00 PR2.14
今井達也（西）1登1敗8回 責1率1.13 PR1.85
サモンズ（ロ）1登5回 責0率0.00 PR1.78
西野勇士（ロ）1登5回 責0率0.00 PR1.78

　セは阪神の村上が8月16日の巨人戦で完封勝利。広島の高（たか）、巨人の森田と新鋭が引き続き好調。パはソフトバンクのモイネロの好投が続いている。救援では西武の平良海馬、ソフトバンク杉山一樹が2セーブ、オリックス岩嵜翔は6月に中日から移籍したが、中継ぎ陣の軸となって3ホールド。

《記録》
　阪神の石井大智が、NPB記録の40試合連続無失点を達成した。2021年の西武・平良の記録を抜いたもの。この記録上位3投手の投球内容。

石井大智（神）
2025年 40試合連続
40試39回23安0本4球32振責0
1勝6セーブ27ホールド

平良海馬（西）
2021年 39試合連続
39試38回21安0本18球49振責0
1勝11セーブ21ホールド

藤川球児（神）
2006年 38試合連続
38試47.2回24安0本9球73振責0
3勝7セーブ24ホールド

　現阪神監督の藤川の記録は前年にホールドが公式記録になったばかりで、「中継ぎ投手は1イニング」という意識は希薄。イニングまたぎは11試合もあった。平良、石井はイニングまたぎは1回だけだった。この20年で救援投手起用も変化したのだ。