テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「で?…おめでとうございます!」大谷翔平が“パパになった番記者”を祝福した日「愛娘、真美子夫人からパワーをもらうはず」と心から願うワケ
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byHarry How/Getty Images
posted2025/05/02 11:02

第1子誕生後の「初ホームラン」を放った大谷翔平だが、父親リスト入り前の取材や知られざる番記者とのエピソードとは
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この動きはスポーツ界以外にも波及し、日本全体で産休や育休が一気に推進される気運がある。大谷自身がプレッシャーに感じることはないだろうが、大谷の育児に対する向き合い方は今後も多くの人々の関心を集め、その影響力は計り知れないものがありそうだ。
ところで、今回のような慶事は、報道陣一同から出産祝いを贈りたいところではあるが、実はドジャースは現在、日本選手に対して手土産贈答を禁止しているという事情がある。私も著書を大谷に渡そうとしたが、セキュリティーの“アルさん”は問答無用で却下。今回は例外的に認めてくれるのか気になっている。
「で…おめでとうございます!」大谷が祝福してくれた日
私は35歳だった21年5月に結婚した。コロナ禍の影響でなかなか大谷に直接報告できずにいたが、しばらく経ってから、試合後のクラブハウスで第1子の長女が誕生したことも含めて報告した。
その時、「それで?」となぜか重苦しい雰囲気をつくられ、直後に「おめでとうございます!」と頭を下げて祝福されたことは今でも忘れない。大谷流のイジリの祝福だった。今度は私の番。次回米国出張時に直接、祝福の言葉を掛けることができれば幸いだ。〈大谷特集:つづく〉

