テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「で?…おめでとうございます!」大谷翔平が“パパになった番記者”を祝福した日「愛娘、真美子夫人からパワーをもらうはず」と心から願うワケ
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byHarry How/Getty Images
posted2025/05/02 11:02

第1子誕生後の「初ホームラン」を放った大谷翔平だが、父親リスト入り前の取材や知られざる番記者とのエピソードとは
もちろん、愛娘とともに過ごし、真美子夫人を含め家族水入らずの時間を過ごすことで、パワーをもらうことも大いにあるだろう。特に愛娘の成長を見守ることが、野球だけでなく人生への活力になることは間違いない。また、想像したくはないが――野球選手である以上、故障の可能性はずっとつきまとう。ただ万が一、そんな状況に陥っても、自宅で一人でふさぎ込むのではなく、真美子夫人を含めて家族と一緒にその状況を乗り越えることができるのではないだろうか。
公の場に愛娘を連れてくるのは当面考えづらいが
また、メジャーではクラブハウスに自身の子どもを連れてくるのは一般的で、エンゼルス時代もマイク・トラウトやコール・カルフーンらの息子と大谷が交流をする場面を何度も見たことがある。
ドジャースではフレディ・フリーマンの長男チャーリー君が頻繁に訪れ、全体練習前にグラウンドでノックを受け、球拾いにも参加し、クラブハウスには名前入りの席も用意されるほどだ。
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注目度の高さからいって、大谷が愛娘をクラブハウスに連れてくることは当面考えづらい。とはいえチームイベントやオールスター戦のレッドカーペットなど公の場に登場する機会もありそうだ。
“出産祝い”を贈りたいところだけど
私個人としては、大谷の育児についてそっとしておきたいと思っている。ただ、今回の父親リスト入りは、特に日本で多くの関心を集め、各方面に大きな影響を及ぼした。NPBでは4月23日にロッテ・石川柊太が夫人の出産が近いことから出場登録を抹消され、オリックス・紅林弘太郎も同29日に夫人の出産に立ち会うためメンバーを外れた。
他競技では、ラグビーリーグワン1部・埼玉ワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督がリーグにおける産休制度の創設を提言し、サッカー日本代表の森保一監督も大谷の父親リスト入りに賛同の意を示した。