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「サプライズコンテンダーになり得る」米メディアも驚愕…大谷翔平が消えた“エンゼルスの今” まさかの西地区首位は「春の珍事」なのか?
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一野洋Hiroshi Ichino
photograph by(L)Getty Images、(C)(R)JIJI PRESS
posted2025/04/17 06:02

若手のライアン・ジョンソン(左)やカイレン・パリス(右)の活躍に加え、新加入の菊池雄星らベテランの助けもあり好調を維持するエンゼルス
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パリスはオフにアーロン・ジャッジの打撃コーチ、リチャード・シェンクの指導を受け、打撃フォームを改良。オープニングロースター入りすら予想されていなかった若手が、今では完全にレギュラーに定着した。
ロン・ワシントン監督も「彼は自分の力を示している。我々の仕事はそれを持続させる手助けをすることだ」と高く評価している。
トラウト、菊池…ベテランは「いぶし銀」な活躍
一方で、変わらずチームを支えるベテラン勢も健在だ。
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33歳のマイク・トラウトはこれまで長年守ってきたセンターからライトへとポジションを移し、守備の負担を軽減。それが奏功したのか、打撃では少しずつ復調の兆しを見せ、ここまですでにリーグ2位となる6本の本塁打を放っている。
MLB公式サイトも「健康を保つための合理的な判断」と伝えている。
開幕投手を務めた菊池雄星は、成績上は4試合で0勝3敗、防御率4.13とやや見映えは悪い。だが、いずれの登板でも6回を投げきり、先発投手としての役割を十分に果たしている。勝ち星に恵まれていないだけで内容自体は安定しており、リリーフ陣への流れも作れている。
投手陣全体に目を向けると、ブルペン強化の効果も見逃せない。