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「“グラレスラー”3人で強くなっていきたい」マリーゴールドの初代新人王・勇気みなみが明かす同期愛「私のほうが頼ってますね」《特別グラビア》
text by

橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byShiro Miyake
posted2025/03/14 11:00

マリーゴールド所属のプロレスラー・勇気みなみの特撮インタビュー
試合で急に“化ける”選手もいる。橘はそのタイプではないかとも思う。でも自分は違う。大化けに期待するより、日々の練習でコツコツと地力を高めるしかないのだ。
「悩むのは、そういう姿勢だと“やる気がない”とか“覇気がない”と思われてしまうこと。でもカッカするだけがプロレスラーではないと思うので」
そんな勇気を見て「ムラなく続けられるのが長所」だと咲村。橘は「みなみさんみたいなタイプが最終的には一番強いと思います」。
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ちなみに咲村と橘は、グラビアのためにも筋トレで体作りをしてきた。その体力もあってプロレスを勧められたのだ。
「でも私はカッコいい路線ではないですね。グラビアでも柔らかい体つきが似合うと言われます。手の届かないカッコいいお姉さんじゃなくて、親近感があるタイプ。田舎っぽいという言い方が合ってるか分からないですけど(笑)」
「どうせならやられる時も思い切りやられよう」
1月に発売された最新イメージDVDの撮影は、昨年11月に行われた。前日が試合で、しかも初のメインイベント。さすがに「撮影があるので」と休むわけにはいかなかった。相手チームには、顔面蹴りを得意とする野崎渚もいた。
「チームを組んだのは詩美さんと(天麗)皇希さん。メインだからって、いきなり2人のレベルに合わせて闘えるわけじゃない。相手チームから狙われるのはどうしたって私なので。“どうせならやられる時も思い切りやられよう”と」
そうして、試合も撮影もなんとか乗り切った。いわゆる“強気”ではないけれど、彼女は彼女なりの腹の括り方をしている。そこが頼りになるということなのだろう。勇気みなみ、咲村良子、橘渚、それぞれ個性が違って、そのことでバランスが取れている。《「橘渚編」「咲村良子編」も公開中です》
(撮影=三宅史郎)
