デビュー16日でベルト奪取…「誹謗中傷ありますよ」山岡聖怜18歳が語る“現役高校生レスラーのリアル”「プロレスは勇気をくれた仕事」《特別グラビア》 

「いつまでやるか」なんて問いはデビューしたばかりの18歳にそぐわないな、とも思ったが、あえて聞いてみると意外な答えが返ってきた。

「考えたんですよ、一瞬。奈七永さんの歴を超えたいな、って。体が持てば、あるかもしれない。上には上がいるから、そんなに甘くないですけれど。体次第です。ケガとか多いから、私」

ツインスターのタッグ王者となった山岡聖怜と高橋奈七永　©Essei Hara

「じつはめっちゃ考えているんです」18歳の内面

　素顔の山岡は感情豊かな高校生だ。

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「悔しくて、一回泣いちゃうと、その日ずっと泣いちゃうんですよ。泣き具合にもよるんですけど。1％、2％くらいの感情なら大丈夫。5％で涙出たらずっと泣いています。もっとだったら、引きずります。そんな感じ。切り替えないと」

©Essei Hara

「趣味はピアノと音楽。他は何もやってないです。カラオケにも行きます。さっきも時間つぶしに一人カラオケ。少し歌って寝てしまいました。HYの366日。流行についていけないんです。でも、意外とみんなこんな感じですよ」

　最近、山岡はAIで作った曲を公開した。「夢追い人の目には光」で始まるその詩は「パッション燃え続ける限り　私の夢は終わらないから」と結ぶ。「山あり谷ありの中でも、パッションの気持ちを持って、マリーゴールドの花を咲かせる！　大きくする！」という気持ちを込めたものだと山岡は言う。

「ピアノを弾き始めたのはいつごろからだったかは覚えていませんが、YouTubeを見始めてから。心を穏やかにしたい時に弾きます。尾崎豊の『I LOVE YOU』、中島みゆきの『糸』、パッヘルベルの『カノン』、ほかにも『パイレーツ・オブ・カリビアン』とか」

　山岡は両手でピアノを弾くポーズを取った。

ピアノは数少ない趣味のひとつだという　©Essei Hara

「推しですか？　北村匠海さん。ライブには行かないですけど、ホーム画面にしています。米倉涼子さんも好き。ジュリアさんと同じタイプ。オーラがあって、格好いい」

　自分の長所と短所を聞いてみると、ストレートな言葉が帰ってきた。

「欠点？　空気読めない。まったく空気読めない。あと、バカ（笑）。長所、いい点ですか？　運動神経いい。子供好き。人、大好き」

　そう言いながらも、山岡はこんなことも言う。

「人は好きですけど、人見知りです。気持ちによります。やっぱり沈んでいる時は誘われても、行かなくなります。取材とかも断わっちゃいます。数日、無でいたい時もあります。そうは見えないって言われますけど、じつはめっちゃ考えてるんです。暇な時、誰も相手がいなかったら、最後に遊ぶ人はお姉ちゃんです」

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