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女子プロレス大賞受賞後に“まさかの3連敗”も「やる気しかない」Sareeeが里村明衣子戦後に語った責任感「それが使命なんじゃないかと」
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橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byNorihiro Hashimoto
posted2025/02/17 17:00

1月23日、里村明衣子と対戦したSareee
「辛いことはたくさんありますよ。それでも…」
1月に「大きな3連敗」を喫しても、何かを諦めようという気にはならなかったとSareee。
「昔の自分だったら、3連敗で諦めてたかもしれないです。でも今の私には背負っているものがある。それも小さいものじゃない。今の私は団体に所属しているかどうかに関係なく、女子プロレス界を背負っているので。
女子プロレス大賞をいただいた以上、今の女子プロレス界の“顔”は私だと思うんですよ。だったら、私が頑張らないで誰が頑張るんだと」
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その姿を、若い選手たちにも見せていきたい。
「負けるだけじゃなく辛いこと、嫌なことはたくさんありますよ。どれだけキャリアを積んでも、何本ベルトを巻いてもそれは同じなんです。
それでも立ち上がり続けることが大事で。闘い続ければ、自分しだいでどうにでもなる。それを見せていくのも私の役目だと思ってます」
強気ゆえの“唯我独尊”なイメージもあったSareeeだが、今は違う。強さと激しさだけでなく懐の深さがあって、だから彼女は女子プロレス界の“顔”なのだ。
