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「かなりバキバキな肉体ですよね」元3階級王者が驚いた、井上尚弥の“0.2kg差”…キム・イェジュン戦の美しい筋肉「井上選手は裸でのスパーリングがスゴい」
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渋谷淳Jun Shibuya
photograph byTakuya Sugiyama
posted2025/01/31 11:07
1月24日、井上尚弥vsキム・イェジュン。壮絶なKOパンチ、直後のシーン
むしろ心配はいったん上げてから落とすというところだ。長谷川さん自身、バンタム級から一気に2階級上のフェザー級に上げ、WBC王座奪取、王座陥落をへてスーパーバンタム級に下げてタイトルを獲得した経験を持つ。
「上げてから下げるというのは大変だと思います。ただ、井上選手が大丈夫だと言ってるんですよね。だったら大丈夫でしょう。無理だったら無理と絶対に言いますから。つまらないリスクは取らないですから」
仮にこれらのプランが年内に実現するとなれば、2025年は4試合。トップ選手としては異例の数だ。これには長谷川さんも「すごいですね。僕には絶対にできません。全員強い相手ですから精神的な疲労は考えられますが、井上選手の場合、心配はけがだけですね」と苦笑いだ。
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ラスベガスにサウジアラビアにフェザー級進出。「キャリアを加速させる」との公約通り、井上の勢いはとどまるところを知らない。そんなモンスターを長谷川さんは「ボクシングの神様に愛されてるから」と表現し、次のように続けた。
「ほんまに日本史上、ボクシングの神様に一番愛されてる人だと思いますよ。でもね、それは努力するからなんです。ボクシングに一切の嘘がないからなんです。そこにちょっとでも裏切りやサボりや嘘があれば神様は愛さないんで」
裸のスパーリング「ケガしないのがスゴい」
井上の具体的な努力として食事の摂り方があるという。


