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濃度・オブ・ザ・リングBACK NUMBER
「私が見てほしいのは…」グラビアアイドルでプロレスラー・勇気みなみが語る決意「可愛いと思われればいい」から変わったプロ意識《特別グラビア》
posted2024/12/30 11:07
text by
橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph by
Takuya Sugiyama
アイドルグループ「CLIPCLIP」のメンバーでグラビアでも活動する南ゆうきは、2023年の8月26日にプロレスラーとしてデビューした。舞台はアイスリボンの後楽園ホール大会だった。
その1年後、今年の8月19日には5月に旗揚げしたばかりのマリーゴールドで“再デビュー”。リングネームは芸名の「南ゆうき」から「勇気みなみ」に変えた。この短期間に何が起きたのだろうか。
“映画の企画”からプロレス団体に入門
アイスリボン入門は、映画の企画だった。プロレスを描く映画『希望のリング』の出演者が、実際にプロレスデビューするというもの。芸能界からのプロレス挑戦は、もう長いこと女子プロレスの潮流になっている。アイスリボンの象徴とも言える藤本つかさや、現在アメリカのAEWで活躍する志田光も同様の映画企画からデビューし、プロレスを軸足にすることを選んだ。
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映画『THE CHALLENGER-希望のリング-』出演のためプロレスに挑戦したのは当然ながら役者が多かった。一方、「南ゆうき」はライブアイドル兼グラドル。デビュー戦では勝利したが、その後は勝ち負け以上に「可愛さ」を意識したという。
「相手に勝ちたいというより、その日の大会で一番拍手をもらったとか、一番可愛かったとか、そういうところを目指してました」
自分を見てもらえるという点で、彼女にとってプロレスは最高のジャンルだった。キャリアの初期にはファッション系のモデルもやってみたが、今一つピンとこなかったそうだ。
「ファッションモデルは、お洋服を引き立たせるための存在じゃないですか。主役は服なんですよ。だったら私は水着や下着のグラビアがいいなって。私が見てほしいのは私。露出が多い水着は恥ずかしい時もありますけど“可愛いおっぱいでしょ”って気持ちでやってます(笑)」