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「私のファンの女の子がサーキットに来てくれることも」レースアンバサダー・央川かこの波乱万丈すぎる人生「実は今も“家出中”のままで(笑)」 

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渋谷淳

渋谷淳Jun Shibuya

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photograph byShiro Miyake

posted2024/12/06 11:04

「私のファンの女の子がサーキットに来てくれることも」レースアンバサダー・央川かこの波乱万丈すぎる人生「実は今も“家出中”のままで(笑)」<Number Web> photograph by Shiro Miyake

まさかの「家出中」のままレースアンバサダーを務める央川かこ。今季も歓喜の涙を流せるか

レースアンバサダーが何かのきっかけになれば

——レースアンバサダーの存在はファン獲得において重要な役割をはたしていると思います。

央川 そうありたいと思っています。私のファンに女の子もいて、レースにまったく興味のない子が私を通してサーキットまで足を運んでくれました。私たちが何かのきっかけになれたらいいですよね。最近はドライバーさんもSNSをがんばっている人が増えていて、女性ファンが増えていると思います。

——レースアンバサダーをやっていて辛いことはありますか?

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央川 う~ん、寒いことですかね。サーキットは照り返しがすごいので暑さも大変です。ダイエットしている子も多いから夏場は倒れる子がけっこういるんですけど、私はどちらかというと寒い方がダメです。露出が多いのでカイロを貼るところもない。それでも貼るカイロじゃなくて普通のカイロをお腹とかブーツの中とかに両面テープで固定して貼ったりしています。

いつ、どこから撮られるかわからないから

——体調管理、体型維持にはかなり気を遣うと想像します。

央川 いまのレースアンバサダーはかわいい子が増えてますけど、auは背が高くてかっこいいという路線なので、体型維持には特に気を遣います。私たちはいつ撮られるか分からないんですよ。たとえば撮影だったらカメラがどっちにあるとか、どこでシャッターを切るかとか分かるじゃないですか。それに合わせて“利き顔”を向けるとかできるんです。でもレースのときはいつ、どの角度で撮られているか分からない。もし、ちょっとデブったとしても、撮影だったらその瞬間にお腹をちょっと引っ込めればごまかせますけど、それは通用しないので。

——いつどこで撮られているかわからない、というのはプレッシャーですね。

央川 待機室を出たらいつ撮られても構わないように変な顔とかをしないように注意しています。傘を差すとき、基本は炎天下でも雨でも自分は入らず、ドライバーさんを入れるんです。そういうときも雨ならオールバックとか、濡れても乱れないような髪型にするとかも注意はしています。

【次ページ】 レースアンバサダーアワードに初めてエントリー

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