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65億円移籍のロシアで“ハブられ”、屈辱のW杯も…「日本に感謝だ。引退したら旅行したい」“今は6児の父”暴れん坊FWフッキ38歳が語るワケ 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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posted2024/09/23 11:05

65億円移籍のロシアで“ハブられ”、屈辱のW杯も…「日本に感謝だ。引退したら旅行したい」“今は6児の父”暴れん坊FWフッキ38歳が語るワケ<Number Web> photograph by Hiroaki Sawada

現在は母国ブラジルのクラブでプレーを続けるフッキ。38歳の今もなお意気軒昂だった

 懸命に知恵を絞って幾多の困難を乗り越え、成功への階段をよじ昇っていった。勝利への渇望が強いからこそ、あれほどの破天荒なプレーをやってのける。それと同時に、チームが劣勢になると冷静さを失い、それが審判への執拗な抗議となってしまうのだろう。

 18歳から21歳までプレーしたJリーグ時代と比べれば、最近はイエローカードをもらう頻度は減った。それでも、今年の6月17日に行なわれたブラジルリーグのパルメイラス戦の前半、マーカーと激しく競り合ってイエローカードをもらうと、激昂して主審に鬼の形相で詰め寄り(本人は「なぜ俺がイエローカードなんだ」と尋ねただけ、と釈明するが)、その行為に対してもう一枚、イエローカードをもらって退場処分を受けている。

6児の父になっても、Jリーグ時代から…

 Jリーグでプレーしていた頃から20年近くたち、ベテランの域に達した。私生活でも、2度の結婚を経て6児の父となった。

 しかし、プレーにおいても審判への抗議においても、フッキは日本のファンが記憶しているイメージとあまり変わっていないようだ――。第1回からつづく>

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「38歳の今季15ゴール」“J最凶の問題児FW”は今もムキムキ「日本に行けば何とかなると…少し甘かった(笑)」フッキにブラジルで本音直撃

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