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高橋宏斗、岡林勇希、根尾も石川も「開幕二軍スタート」の衝撃…中日・立浪和義監督がいきなり見せた“鬼采配”の真意とは〈オープン戦は同率V〉 

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小西斗真

小西斗真Toma Konishi

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posted2024/03/29 11:06

高橋宏斗、岡林勇希、根尾も石川も「開幕二軍スタート」の衝撃…中日・立浪和義監督がいきなり見せた“鬼采配”の真意とは〈オープン戦は同率V〉<Number Web> photograph by JIJI PRESS

立浪監督の「鬼采配」の真意とは…

 自身初となる開幕投手を狙うと公言してキャンプインした高橋宏は、ドジャース・山本由伸のように左足をあまり上げず、スライドするように踏み出す新フォームがなじまず、キャンプ中に修正。オープン戦で3度登板したが、計9イニングを投げ被安打12、7四死球で防御率は5.00。最後の登板翌日の3月17日から二軍に合流している。

立浪監督の真意とは…

 以上のように故障といえるのは岡林だけだが、その岡林も出場は可能なコンディションである。要するに一軍ロースターに期待を込めて入れようと思えばできたのに、立浪和義監督はあえてそうしなかったのだ。そこにあるのはこの4人を含む若手への大きな期待と、チームを統率する指揮官としての冷静な判断。例えば根尾や高橋宏が脱落した開幕ローテーションは、柳裕也を筆頭に小笠原慎之介、梅津晃大、涌井秀章、大野雄大、ウンベルト・メヒアで十分にまかなえる。

 石川が争った三塁手はオープン戦で打率.391と結果を残した高橋周平に託す。石川を代打で待機させたり、左投手が先発の時に起用する手もあっただろうが、それでは中途半端になってしまう。岡林にしても不在のセンターは売り出し中の三好大倫でカバーできる。以下、それぞれの決断について、報道各社に説明した立浪監督の言葉から振り返る。

「(根尾はこのまま)先発させても、チームにとっても本人にとってもためにならない。二軍でしっかりフォーム固めをさせるという考えにいたりました」

未来のエース・高橋宏斗への期待

 高橋宏に関しては2年前の投球フォームと球威を取り戻すよう、指示を出した。三塁手については「見事に自分の形をつくって、結果を出してくれた」と高橋周をたたえ、石川のことを「まだまだこれからレギュラーを取らないといけない選手。でも今は迷いがあるから」と尻を叩いた。岡林にも言及し「肩なので。(二軍戦には出たが)どうもよくない。状態がよくなってからということです」と数試合のために無理をさせたくないという判断を強調した。

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