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「オオタニ報道一色で残念。クボやミトマに…」“日本オタクなブラジル記者”森保ジャパン観戦滞在記「ドンキで買い物、ウドンも美味しいね」

posted2024/03/26 17:01

 
「オオタニ報道一色で残念。クボやミトマに…」“日本オタクなブラジル記者”森保ジャパン観戦滞在記「ドンキで買い物、ウドンも美味しいね」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki/Thiago Bontenpo

森保ジャパンを観戦した“日本オタク”のチアゴ・ボンテンポ記者。大谷翔平の報道など、現在の日本の様子をどう感じるか

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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Nanae Suzuki/Thiago Bontenpo

 森保一監督率いる北中米W杯アジア2次予選・ホームでの北朝鮮戦に1−0で勝利した。この一戦を国立競技場で現地観戦した日本通のブラジル人記者は、3カ月の長期間にわたって日本に滞在している。日本独自のカルチャーや日本食、さらには“大谷翔平報道”などを含めて、幅広く話を聞いた<全2回の第2回/第1回も配信中>

日本フットボールを追い、ドラゴンボールも大好き

 チアゴ・ボンテンポ記者は、サンパウロ出身の38歳。子供の頃から日本のアニメや漫画が大好きで、日本文化に興味を持ち、長年、日本語を勉強してきた。日常会話はほとんど問題なく、読み書きもかなりできるようだ。 

 3月8日に『ドラゴンボール』、『Dr.スランプ』などの漫画とアニメ、『ドラゴンクエスト』などのゲームやマスコットのキャラクター・デザインなどで知られる漫画家、デザイナーの鳥山明さんが亡くなったことが発表された際には、このように語っていた。

「90年代に少年時代を過ごしたブラジル人で、ドラゴンボールを知らない者はいない。私も、夢中になってアニメを見て、漫画を読んだ」、「ブラジルで発売されたポルトガル語版の漫画をすべて購入し、2019年に初めて日本へ行ったときには日本語のオリジナル版も買ってきた」

 大学でジャーナリズムを専攻し、2010年からフリーのスポーツライターとして活動を始めた。2011年からリオの有力日刊紙『オ・グローボ』が運営するスポーツ電子版『グローボ・エスポルチ』に「フッチボール・ノ・ジャポン」(日本のフットボール)という連載コラムを持ち、もっぱら日本のフットボールに関する記事を書き始めた。 

 2019年、JICA(国際協力機構)の短期留学生試験に応募して合格して初来日。40日間滞在し、日本文化の研修を受け、ワークショップに参加し、日本各地を旅行してフットボールの試合も観戦した。そして、「長年の夢が叶って、人生で最も素晴らしい体験をした。でも、必ずまた戻ってくる、と心に誓った」そうだ。 

 その後も、ブラジルと日本のメディアへ記事を寄稿し、SNSなどで日本のフットボールに関する情報提供を続ける傍ら、日本のフットボールの歴史を紹介する本を書き始め、2022年11月、514ページに及ぶ大著『サムライス・ブルース(SANURAIS AZUIS/青いサムライたち)』をブラジルの出版社から出版。ジーコや在サンパウロ日本総領事館の総領事らにも進呈したほどである。 

すでにJリーグ、ACLも観戦している

 そして、今月12日から約3カ月の予定で日本を訪れている。

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