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“清原和博ジュニア”の正吾が「慶大の4番」を任されていた…ホークス、社会人強豪も参加の“ナゾ大会”「薩摩おいどんカップ」とは

posted2024/03/21 11:04

 
“清原和博ジュニア”の正吾が「慶大の4番」を任されていた…ホークス、社会人強豪も参加の“ナゾ大会”「薩摩おいどんカップ」とは<Number Web> photograph by Kou Hiroo

雄大にそびえる桜島。鹿児島の地で行われた「薩摩おいどんカップ」が興味深い内容だった

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広尾晃

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 噴煙を上げる桜島を背景に、鹿児島の地で行われているスプリングトレーニングがあることをご存じだろうか?

「薩摩おいどんカップ」という大会である。

 今年で2年目。大学、社会人、クラブチーム、そしてソフトバンクホークスも参加して、2月23日から3月10日までの17日間、鹿児島県下の6つの野球場で行われた。

ソフトバンク、社会人強豪、大学と42チームが参加

 参加チームは以下の通り。※出場日程順

・NPB(1)=福岡ソフトバンクホークス

・社会人、クラブチーム(15)=JR東日本、パナソニック、Honda、新海屋、JR東日本東北、JR九州、日本製鉄九州大分、東京ガス、沖データコンピュータ教育学院、NTT西日本、鹿児島ドリームウェーブ、薩摩ライジング、ARC九州、嘉麻市バーニングヒーローズ、REXパワーズ

・大学(27)=慶応義塾大、福岡大、延世大(韓国)、日本経済大、中央大、法政大、鹿屋体育大、佐賀大、東京大、青山学院大、鹿児島大、神戸学院大、第一工科大、鹿児島国際大、桜美林大、立教大、大阪産業大、周南公立大、東亜大、横浜商科大、高千穂大、久留米工業大、八戸学院大、西南学院大、明星大、大阪体育大、長崎国際大

 実に43チーム。昨年よりも7チーム増えたという。

「薩摩おいどんカップ」は、リーグ戦ではない。参加を申し出たチーム同士を事務局がマッチングして試合を組むだけで、勝敗に基づくランキングなどは行わない。春季キャンプ中の各チームに球場と対戦相手を提供するというものだ。

 プロから社会人、大学まで、野球チームは春季キャンプを行うが、その仕上げは何といっても「実戦」であり、試合を通してチームの仕上がり具合を見ることが必須になっている。しかし、実力が測れるようなレベルのチームがキャンプ地近辺にあるとは限らない。各チームの監督や指導者は、対戦相手探しに躍起となっているのが実情だ。

「薩摩おいどんカップ」は、こうしたチームに格好の機会を与えている。

2023年から参戦している慶応大の場合は…

 それだけではない。

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