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《独占インタビュー》イチローはなぜ、50歳で140kmを目標にするのか「“こいつまだ現役でいけるんじゃないのか?”という状態を目指してます」
 

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石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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photograph byNaoya Sanuki

posted2024/03/08 17:14

《独占インタビュー》イチローはなぜ、50歳で140kmを目標にするのか「“こいつまだ現役でいけるんじゃないのか?”という状態を目指してます」<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

Number最新号で「目標設定の大切さ」をテーマに自身の経験や考えを明かしたイチロー(50歳)

「年齢にかかわらず、アスリートとして変化しながら進化する余地はあると感じていました。そうでなければ、数年前よりも打球の飛距離が伸びたり、球速が上がっていることの説明がつきません」

――でも野球というスポーツは、バットを振る、ボールを投げるというだけでは完結しません。相手がいて、結果があって、ゲームの中でこそ成果が見える競技です。今のイチローさんは年に高校女子との1試合だけでしか結果がわからない中で野球を続けています。そういうとき、日々の過ごし方で意識していることは何ですか。

「周りが僕の動作を見て、『こいつまだ現役でいけるんじゃないのか?』と思わせる状態を目指しています。確かにゲームでしか表現できないことはありますが、練習の中で精度を高めることはできる。そしてその日の限界を迎えるために、これ以上は無理というところまで練習する。それってわかりやすいんですよ。家やホテルに戻ったとき、疲れてグッタリしている状態を心がける。今日一日やり残したことがある感触が気持ち悪いんです。だから何もしなくていい日でも無理矢理、外へ走りに行って疲れにいきます。夕食を食べて、お酒も呑んだあとでも走りたくなることだってありますよ」

<前編も公開中>

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《独占インタビュー》イチロー50歳が語る「人生最初の目標」とは?「中3で人生を左右する賭けに…」高校時代のモットーは「できるだけ練習しない」

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