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「ジャパンが出た方が面白かったかも」が一変…ラグビーW杯、日本代表が負けた後の準々決勝が“神回”だった《フランス現地記者は見た》 

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2023/10/16 17:23

「ジャパンが出た方が面白かったかも」が一変…ラグビーW杯、日本代表が負けた後の準々決勝が“神回”だった《フランス現地記者は見た》<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

ラグビーW杯準々決勝。ニュージーランドに24-28で敗れ、アイルランドの「顔」ジョナサン・セクストン(38歳)は息子と場内を歩いた

 試合が終わり、アイルランドの「顔」、10番のジョナサン・セクストンが息子と一緒に場内を歩いているのを見て、こみあげるものがあった。

 小学生であろう息子は、お父さんとずいぶん髪質が似ているなと思った。

 10月14日は、ともにプールステージ2位通過の国が勝った。

 前回大会では、プールステージでニュージーランドに負けた南アフリカが頂点に立ち、「優勝国は必ず全勝」という前例は破られた。

 そして今大会からW杯は期間が延びた。およそ2カ月、好調を維持するのは不可能である。

 開幕週、アルゼンチンはイングランドに完敗し、ニュージーランドはフランスに敗れた。

 もう、9月のことは関係ない。

 10月中旬からがW杯の本番なのだ。

<後編へ続く>

#2に続く
「あのとき日本のメディアは悲観的すぎた…」ラグビーW杯、日本代表が負けた後の準々決勝が“神回”だった「まるでお通夜…フランスが泣いた夜」

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