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「若手はショウヘイの靴下のはき方から…」大谷翔平は2023年も“エンゼルスで愛されすぎ”だった「初完封→2本塁打」伝説Wヘッダーも 

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NumberWeb編集部

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photograph byRonald Martinez/Getty Images

posted2023/10/02 18:11

「若手はショウヘイの靴下のはき方から…」大谷翔平は2023年も“エンゼルスで愛されすぎ”だった「初完封→2本塁打」伝説Wヘッダーも<Number Web> photograph by Ronald Martinez/Getty Images

3年連続での球団が選ぶMVPに選出された大谷翔平。ミナシアンGM、ネビン監督とともに写真に収まる

 レッズ戦の先発マウンドに上がったものの、本来の球速とフォームの躍動感はない。初回の攻撃で先制の44号2ラン本塁打を放ったのはさすがだったが――投手としては2回途中26球で緊急降板。通常ならDHに入るはずのところでも代打が送られた。

 第2試合ではDHで出場して二塁打を放ち、いつも通り相手チームの選手と笑い合う場面もあったが、その第2試合終了後にミナシアンGMが試合の合間に行った検査で右ひじ靱帯の損傷が発覚したと発表した。

 さらに苦しい時期は続いた。大谷は打者として出場は続けていたものの、ひじの負傷発覚後はホームランは生まれず。さらに9月に入ってからは試合前の打撃練習で右わき腹を痛め、欠場が続いた。

 この状況にエンゼルスの管理能力に疑問符がつけられることもあった中、ミナシアンGMは前述の言葉を発し、大谷との信頼関係があることを強調した。一方で大谷は今オフでFAとなるだけに——球団としては大谷残留に向けてどのような手を打てるか。

野球の教訓は経験を積んだ同僚から得るもの

<名言6>
若手は翔平の靴下のはき方から、人と話すときの様子まで見ている。
(フィル・ネビン/NumberWeb 2023年9月26日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/859000

 ◇解説◇
 大谷はチームのプレーオフ進出の可能性が潰えた9月中旬のタイミングで、右ひじ手術を決断した。10月のレギュラーシーズン最終戦では、右腕をギプスで完全固定しながらもスタジアムに姿を現し、3年連続となる球団が選ぶMVPの表彰を受け、ファンからの喝采を受けていた。

 ひじ手術前にも、大谷がチームに貢献しようとする姿は見られた。たとえば9月17日のタイガース戦前のことである。

【次ページ】 本塁打だけでなく打率3割台、OPSも偉業

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