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「大谷翔平の電撃トレード、可能性が一番高いチームは? 全29球団をランキング化してみた」現地アメリカ人記者の本音予想「藤浪と“再会”もあるのか」
posted2023/07/20 17:05
text by
生島淳Jun Ikushima
photograph by
AFLO
大谷翔平をめぐる動きが活発化している。アメリカのメディアは嬉々として連日、大谷移籍の可能性を報じているが、いちばんよくまとまっていたのが、7月19日付の「CBS Sports」のマイク・アクシサ記者のレポート。
「大谷のトレード先は? チームごとの取引の優位性に基づき、29チームをランク付けしてみる」
という企画で、もっとも可能性が低い29位が藤浪晋太郎を放出したアスレチックス。ポストシーズン進出を諦めたチームは、seller、売り手と呼ばれる。反対に狙っているチームは買い手、buyerである。買い手の可能性があるチームは……。(※以下、順位はアクシサ記者のランク付けによる)
【1】「少なくともトライしてみるべき」5球団
■15位 ツインズ
■14位 ブルージェイズ
■13位 フィリーズ
■12位 ブレーブス
■11位 マリナーズ
このなかで興味深いのはマリナーズだ。現在、エンゼルスと似たようなポジションにつけている。
オールスターの舞台では”Come to Seattle!”のチャントが起きたくらいだから、大谷待望論はある。しかし、エンゼルスのモレノ・オーナーは「同地区のライバルを取引先には選ばないはず」とアクシサ記者は書いている。これは今回のトレード劇の重要な要素であり、その視点からいくとレンジャーズ、アストロズの可能性は低くなる。
【2】「ガチ勢」5球団
続いては、「ガチ勢」だ。