酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
日本ハム新球場「駅に“徒歩約19分”とあるけど」「大谷&ダル壁画、グルメがスゴい!」“色々な評判”を現地で見た「台湾のCAさんも…」
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKiichi Matsumoto
posted2023/05/29 11:32
2023年プロ野球の話題となっているエスコンフィールドHOKKAIDO。交流戦でセ・リーグファンも多く訪れるだろう
「きつねダンス」ですっかり全国区になったファイターズガールは、ナイターでも朝9時から出勤だそうだが、イニング間の応援ダンスでも出演頻度は高い。今年から「ジンギスカンダンス」が加わった。試合の後半に行われる「きつねダンス」は、もはや「もう一つのお目当て」と言っても良いかもしれない。ファイターズガールも含めてほとんどのイニングごとに、何らかのイベントがある。実に盛り沢山だ。
台湾から来たCAさんも「めちゃくちゃ楽しい!」
火曜日の西武戦で筆者の隣に座ったのは、台湾から来たという2人連れのCAさんだった。1人は西武の呉念庭のファンだったが、もう一人は「野球は全然知らないけど、ビールや食べ物がいっぱいあるし、ダンスもいっぱいあるし、めちゃくちゃ楽しい」といった。ビールのカップが次々空になっていった。
筆者はスコアブックをもって試合に集中するオールドスタイルのファンだが、これからの観戦スタイルはどんどん多様化するのだろう。これこそが「ボールパーク化」なのだと思う。
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5月18日(木)の西武戦は13時プレーボール。異例の平日のデーゲームだったが、2万4580人ものお客が詰めかけた。修学旅行生や遠足の小学生もいた。新千歳空港からのアクセスを考えてもデーゲームの方が行きやすい球場という考え方もできる。
ファイターズは、従来の野球ファンに加え、野球を知らない人や外国人など、新たな鉱脈を掘り当てつつあるのかもしれない。
エスコンフィールド北海道は「野球場」というより「“見たければ野球の試合も見ることができる”アミューズメントパーク」なのだろう。
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