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「安納サオリは輝いてる。でもさらに輝きたい」人気女子レスラーのスターダム参戦で“万単位の一目惚れ”も? 明かした中野たむ&なつぽいとの関係
posted2023/04/20 11:02
text by
橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph by
Norihiro Hashimoto
女子プロレス界屈指の人気選手、安納サオリに人生の一大転機が訪れた。スターダム参戦だ。
業界最大の女子団体、そのリングに安納が姿を現したのは4月2日、後楽園ホール大会のメインイベント後だった。フリーユニット「プロミネンス」の世羅りさ、柊くるみ、鈴季すずが6人タッグ王座アーティスト・オブ・スターダムを防衛すると、KAIRIが登場し挑戦表明。そのパートナーとして紹介されたのが、なつぽいと安納だった。安納がスターダムのリングに上がるのは6年ぶりのことだ。
翌3日にはタイトルマッチ調印式。3人のチーム名は「REstart」と発表された。安納となつぽい(当時のリングネームは万喜なつみ)はデビューした団体アクトレスガールズの新人時代、2016年にスターダムとの共同プロジェクトに参加。そのブランド名が「stArt」だった。リーダーは宝城カイリ(現・KAIRI)である。
「さらに輝きたい」スターダム参戦のシンプルな理由
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安納にとっては久々のスターダム参戦。2020年にフリーになってからは初となる。その間、安納はさまざまな団体に参戦し、実力も名前も上げていった。アイスリボンではシングルベルトを獲得。一方、スターダムも新日本プロレスと同じブシロード傘下となり、女子プロレス業界の頭抜けたNo.1になっている。安納が出場するのは4月23日の横浜アリーナ大会。現状、女子団体でこの大会場に進出できるのはスターダムだけだ(というより男子を合わせても数えるほどでしかない)。
ここ数年、スターダムに新たな選手「X」が参戦するというアナウンスがあると、多くのファンが「安納サオリではないか」と噂していた。今回はファン待望の参戦といっていい。と同時に「結局、安納もスターダムか」と感じたファンもいる。業界が“スターダム一強”では面白くないというファンだ。そして安納には“非スターダム系”の大物という面もあった。
安納自身、「自分には自分の道、安納サオリならではの輝き方がある」と考えて活動してきた。しかしスターダム参戦を表明した際に「やっと」という言葉も使っている。スターダムに上がる理由については、こう語った。
「さらに輝きたい」
それは、ダンスや演劇にも熱中してきた彼女の、人生のテーマのようなものだろう。プロレスラーとして、フリーランスとしても、ずっと考えてきたことだ。折に触れて安納にインタビューしてきた中で、それが伝わってきていた。