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メジャーへの適応は順調。藤浪の潜在能力は開花するか。
posted2023/03/14 09:00
キャンプ地メサ(アリゾナ州)で実戦形式の投球練習を行う藤浪。10年前の阪神入団当初の輝きを取り戻せるか
text by

四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
KYODO
笑みが絶えない表情に充実感が漂っていた。メジャー1年目を迎えるアスレチックス藤浪晋太郎は、初めて経験する異国文化への戸惑いを覚えながらも、ポジティブ思考を忘れていなかった。日本の公式球よりも滑るメジャー球への対応に関しても、「少し滑る感じ。でも困るなというレベルではなく、修正できる範囲」と、無用な気負いはない。
1月の入団会見の際、美しい発音の英語であいさつした藤浪は、早速「Fuji」のニックネームで呼ばれ、チームに溶け込むのも早かった。スコット・エマーソン投手コーチからは「何でも聞いてくれ」と声を掛けられるなど、首脳陣とのコミュニケーションも良好で、まずは順調なスタートを切った。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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