大谷とヌートバーが「キョウダイ」になった日

　ヌートバーのお気に入りの日本語は「キョウダイ」だと言う。5日に大阪市内の焼肉店で開かれた選手全員揃っての決起集会の席で「ショウヘイか誰かから教わったんだ」と明かした。その意味は英語の「Bro（Brother）」に当てはまる「仲間」だろう。顔を合わせたこともなかった選手たちと、ルーツの地に降り立ちわずか1週間。さまざまな化学変化を経て、チームは一つになった。

「みんなと一緒のディナーだったり練習だったりを通じて、自分が歓迎されていて、チームのファミリーの一員なんだと思わせてくれる。自分らしくいられることに、とても感謝しているよ」

「先発・大谷」と「1番・ヌートバー」でついに始まる侍ジャパンの初陣。歓喜の瞬間に笑顔のスパイスを振りかける「ペッパーグラインダー」のパフォーマンスは何度見られるだろうか。

笑顔で同じ方向を向く大谷とヌートバーを収めた一枚。侍ジャパン団結の裏には、大谷のさりげない貢献があった　©JIJI PRESS

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