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「オオタニの球は予測不能」、プホルス先生「これほど楽しいものは…」 大谷翔平へ超一流メジャーリーガーからの絶賛〈W規定到達〉
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2022/10/06 11:02
投げては規定投球回到達、打っては34本塁打。2022年の大谷翔平はさらなる進化を見せた
5月5日、大谷は長い伝統を誇るフェンウェイパークのマウンドに立った。
前日は23時までのゲームとなり、わずか14時間半後にデーゲーム。打者で出場して半日強で投打同時出場という時点で調整は困難を極めるはずが……7回を投げて11奪三振無失点。ストレートの最速は100.3マイル(約161キロ)と、圧巻の投球内容でシーズン3勝目を手にした。
今季こそ振るわなかったレッドソックスだが、打線にはボガーツ、ディバースら実績ある面々がズラリと並ぶ。その筆頭格がJD・マルティネスだ。
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最強打者の証であるシルバースラッガー賞3度受賞の強打者はこの日、大谷に対して3打数1安打ながら、3回のチャンスには空振り三振に切って取られた。「脱帽するしかない」と話した上で、このように絶賛していた。
「直球はツーシームしたり、カットしたりもする。スライダーもフロントから曲がってきたり、ベース上を大きく横切っていくものもある。スプリットも今までと違う動きを見せていた。球種が平均以上に多く、どの球種も強烈な力がある。手強い投手としか言いようがない」
なおこの日先発として投げ合ったリッチ・ヒルも、このような言葉を残している。
「大谷はメジャーリーグで最高の選手だ。それは世の中のみんなが一致している意見だと私は思う。我々は目撃できていることに感謝しなければならないと思う。これは100年間も見られなかったことなんだ。そして、今後100年間は見られないことなのかもしれないのだから」
ゲレーロJr.は大谷との写真を自宅に飾っている?
<名言3>
長い間、その時を待っていたんだ。
(ウラディミール・ゲレーロJr./NumberWeb 2022年7月12日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/853872
◇解説◇
大谷と言えばバッティング、ピッチングで見せるスーパーな活躍とともに、プレーが切れたタイミングで見せる愛嬌ある姿もトレードマークだ。それはメジャーリーガーの中でも評判のようで、“ショウヘイがアメリカで愛される日々”は太平洋を越えて日本でも話題となっている。
その“お相手”としてよく取り上げられるのは、ブルージェイズのゲレーロJr.だ。今年5月に行われたエンゼルス戦で大谷と再会すると、一塁ベース上で楽しそうに会話していたことも話題になった。