長岡は唯一規定打席に到達して26位。20歳にして首位を走るヤクルトの正遊撃手。100安打もクリアし、長打力も見せているが、新人王にはあと一歩届かないか、という印象だ。

長岡はヤクルトのショートの定位置を確保した　©Hideki Sugiyama

　今季のセ・リーグは巨人の大勢、阪神の湯浅という救援投手の競り合いになりそうだ。なお湯浅が獲得すれば、独立リーグ（富山）出身では初めてとなる。

“対抗”はオリックスの救援で奮闘を続ける投手

＜パ・リーグ 投手 投球回数10傑＞
大関友久（SB）18登6勝6敗0S0H 95.2回64振 率3.01
隅田知一郎（西）15登1勝9敗0S0H 74.2回66振 率3.50
水上由伸（西）55登4勝4敗1S29H 53回37振 率1.53
北山亘基（日）49登3勝5敗8S13H 46回53振 率3.91
根本悠楓（日）10登2勝3敗0S1H 43.2回40振 率2.47
佐藤隼輔（西）10登3勝3敗0S0H 43.2回31振 率4.12
佐藤奨真（ロ）8登2勝5敗0S0H 42.2回22振 率3.59
阿部翔太（オ）38登1勝0敗2S18H 38.2回37振 率0.70
本田仁海（オ）37登1勝3敗2S13H 38.2回36振 率3.49
鈴木翔天（楽）32登1勝3敗0S7H 30回25振 率5.10

　ソフトバンク大関は2019年育成ドラフト2位で入団。昨年支配下登録され、今季はローテーションを維持し前半戦6勝を挙げオールスターにも選出された。しかし8月に精巣がんが見つかり登録抹消、手術した。西武の隅田は開幕2戦目で先発して7回零封で初勝利を挙げたが、以後9連敗。投球内容はそれほど悪くはないが援護点に恵まれない。

　パの投手でも救援の西武・水上が有力か。セットアッパーとしてリーグ最多の55試合に登板して29ホールド。チームの信頼を集めている。

　めぼしいライバルはいないが、オリックスの阿部が後半戦からセットアッパー、クローザーとして急成長。残り試合数が少ない中で、どこまで数字を伸ばすか。

パの打者で規定打席以上はいない

パリーグで最も多い打数はソフトバンクの柳町だ　©Hideki Sugiyama

＜パ・リーグ打者 安打数10傑＞
柳町達（SB）91試288打80安0本29点2盗 率.278
今川優馬（日）80試240打57安9本37点4盗 率.238
上川畑大悟（日）64試203打57安2本13点5盗 率.281
野村勇（SB）87試175打42安10本25点9盗 率.240
野口智哉（オ）50試148打33安0本4点0盗 率.223
松川虎生（ロ）62試155打28安0本14点0盗 率.181
武藤敦貴（楽）43試88打22安1本9点1盗 率.250
滝澤夏央（西）41試81打19安0本4点1盗 率.235
野村大樹（SB）29試68打16安0本8点0盗 率.235
古川裕大（日）27試75打16安0本1点0盗 率.213

　パ・リーグの打者で規定打席以上はいない。

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