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「ニッポンはマスク社会になっている」来日9回、親日家フランス記者がそれでも懸念する日本の難点「夏の湿度が耐え難い」「外でもマスクはちょっとやりすぎ」

posted2022/08/04 11:03

 
「ニッポンはマスク社会になっている」来日9回、親日家フランス記者がそれでも懸念する日本の難点「夏の湿度が耐え難い」「外でもマスクはちょっとやりすぎ」<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

過去プライベートでも日本を訪れてきたAFP通信の記者にこの夏の日本滞在の感想を尋ねると…

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小川由紀子

小川由紀子Yukiko Ogawa

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Yuki Suenaga

 この夏、プレシーズンツアーで日本を訪れたパリ・サンジェルマン(PSG)。東京、埼玉、大阪で3試合(川崎フロンターレ、浦和レッズ、ガンバ大阪)のテストマッチを行ったフランス王者は、10日間の滞在を終えて嵐のように去っていった。本国フランスからも数人のジャーナリストが取材に訪れていたが、その中の一人、世界最古の報道機関としても知られるAFP通信でサッカー取材を専門とするケイヴァン・ナラギ記者に、今回の日本での取材活動について感想を聞いてみた。
 全2回のうち#2/Jリーグチームへの評価について聞いた前編#1もあわせてお読みください

湿度はなかなか耐え難いものがあるよ

――実際、日本の暑さは相当辛いものでしたか?

ナラギ記者 まあ、僕にとっては日本は9回目だし、だいたい春か夏にくることが多いから、この暑さも覚悟していたけれど、でもそうだね、ヨーロッパ人にとってはこの湿気は慣れない。気温でいったらこちらもかなり暑いんだけど、湿度はなかなか耐え難いものがあるよ。でも、僕たち取材している側にとってはそれでも大したことはない。ただ、これからの長いシーズンに向けて準備をしようという彼らにとってはかなりきつかったと思うよ。PSGのコーチングスタッフと話をしたときも、トレーニングの質や内容的には非常に充実したと言っていたけれど、「気候に関してはかなりきつかった」と漏らしていたからね。

――ヨーロッパの熱波もかなり厳しい気がしますが……

ナラギ記者 それはもう慣れの問題だよね。まあでもスポーツをやる側にとってはきついと思う。だから夕方から夜にかけてトレーニングしていたけれど、普通はトレーニングは午前中にやるものだから、その点でも日頃慣れ親しんだパターンと違うことをするという意味で負担にはなっていただろうね。できればもっと早い時間にトレーニングしたかっただろうから。ヨーロッパでやるのと比べて、違う条件、環境下で新シーズンの準備をすることになった、というのはあるから、その部分はなかなか厳しかったんじゃないかな。

日本に来ると必ず行く場所は?

――試合以外でも、チームに同行して取材を?

ナラギ記者 プレスに公開されていたイベントには同行した。PSGの柔道部に所属しているテディ・リネールや、日本の柔道チャンピオンとのイベントは面白かったね。チャンピオンのオオノ(大野将平)とノムラ(野村忠宏)も参加して、選手たちも一緒にプレーして、彼らもものすごく楽しんでいて、あれはいいイベントだったな。

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