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村上宗隆は「落合さん級の選手になり得る」「(攻め方は)わしらからしたら甘い」達川光男が“村上の打ちまくる理由”を分析《世界新の5連発》
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph byKYODO
posted2022/08/03 11:05
世界新の「5打席連続ホームラン」を放った驚異の22歳・村上宗隆。その打撃と可能性について、野球解説者の達川光男氏に聞いた
「プロ野球はアマチュアじゃない。職業野球だから。ピッチャー陣が職業として野球を考えているかどうかよ。昔から職業野球には首から下はいくら厳しいコースを攻めてもいいという暗黙の了解がある。プロは最大で1年間に25試合対戦があるわけだから。そういう面では、徹底的な意識づけというのが全てなんだよ。ただ……彼もただものじゃないよね。腕が長くて、打席で少し離れて立っていてもバットが届く。デッドボールを避けるのも上手なんだ。当たらないのも才能なんだよ」
現役時代、もし村上と対戦していたら?
勝負師の達川氏もうなる、22歳の主砲・村上の凄み。最後に聞いてみた。もし、達川氏が現役時代、往年の大野豊氏との黄金バッテリーで村上と対戦したらどう抑えるのか?
「大野だったら左対左で、シュート攻めだよ。掛布は“首より下にしてくれよ! それ以外ならどこに投げてもいいから”って怒ったくらいだから。大野のシュートは凄かった。うん。大野だったら今の村上でも抑えられると思う」
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