甲子園の風BACK NUMBER
麟太郎に負けず劣らずのパワー!“100kgスラッガー”内藤鵬(3年)の可能性…中国籍の両親から授かった名前「すごく強い伝説の鳥らしくて」
text by
沢井史Fumi Sawai
photograph byFumi Sawai
posted2022/05/04 06:02
佐々木麟太郎ら注目スラッガーに負けないポテンシャルを感じさせる日本航空石川・内藤鵬(3年)
昨年3月に行われた天理との練習試合で、当時のエースの達孝太(日本ハム)の球を見て「こういうボールを打てるようにならないとプロでは通用しない」と全国レベルを肌で感じた。昨秋の敗戦も糧にし、対応力を磨いていくことも今後の課題だ。
意識する花巻東・佐々木らの姿は、センバツの映像でも見た。「1年生からあれだけ注目される中、結果を残せるのはすごい」と脱帽。ただ、まだ佐々木らほど全国へ名を馳せている訳ではないが、その素質は十分に秘めている。
ちなみに名前の「鵬」は中国の伝説の鳥からあやかり名付けられたという。
「すごく強い伝説の鳥らしくて、“鵬”のように強くなって欲しいという意味が込められているそうです」
“伝説の鳥”となり、世代最強打者としてその名を馳せることはできるのか。大空を打ち抜く一打を、この夏は何本も見てみたい。