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「オオタニ、マジカ…」レベルで凄い大谷翔平 “完全未遂+もう少しで満塁弾の投打躍動”《ライバルの超一流選手もホレるワケ》
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2022/04/21 17:03
リアル二刀流で今季初勝利をつかんだ大谷翔平
死ぬ間際には「大谷から2500三振をとったんだ」と
<名言3>
僕がおじいちゃんになって死ぬ間際には、「2500三振をあいつからとったんだ」と言いたいね。
(ジャスティン・バーランダー/Number953号 2018年5月31日発売)
◇解説◇
アストロズのジャスティン・バーランダーが、メジャー史上33人目となる通算2500奪三振を達成したのは2018年5月16日のこと。その相手はエンゼルスの大谷翔平だった。現在MLB通算227勝を挙げるなど、現役最強クラスのエースとして知られるバーランダーだが、当時ルーキーイヤーながらアメリカを席巻していた大谷を封じたことを、これほどまでに誇りに思っていたようだ。
一方の大谷も、バーランダーに感服しきりだった。
「やっぱりすばらしい投手だなと、1試合通してそう感じましたし、トータルしてすごく完成されている投手だと感じました」
「ここまで品のある球は、なかなか経験したことがない。逆にそこをクリアしていく楽しみというか、そこが大事かなと思います」
2022年の初対決では、バーランダーに3三振を奪われた。同じア・リーグ西地区のライバルということで今後も対戦機会が予想されるが、打者としてのリベンジなるかも注目ポイントになる。
大谷が特異な存在感を放てる理由
<名言4>
どのくらい打ちたいとか、いくつ勝ちたいとか、そういう気持ちはまったくありません。
(大谷翔平/Number1000号 2020年3月26日発売)
◇解説◇
2年前に数字や記録について問われた際、大谷が口にした言葉だ。
1年1年積み重ねた成績は何を残せたのかという指標にはなるが、それを目標にプレーしているわけではないと、はっきりと口にした。
「全部できるようになったらおもしろいなという、その感じがいいんです。子どもの頃と一緒なんですよ」
大谷を突き動かすのは、ホームランを打ちたい、あのフェンスを越えられるようになりたい、速いボールを投げたい、そんな子どもの頃から変わらない純粋な向上心だ。それを達成した時に得ることができる、嬉しい感覚――。それが、メジャーでも特異な存在感を放っている理由の1つである。
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