必死の攻勢が続くマジョルカでしたが、決定機を作るまでには至らず……1-0で終了のホイッスル。マジョルカは6連敗となり、降格圏18位へと順位を落としてしまいました。

　久保は、天を見上げ倒れ込みました。しかし、しばらくして立ち上がると、ピッチを後にするまでにアブドン、セビージャ、ジオバンニらと積極的にコミュニケーションを図る姿が見られました。

試合後に監督解任、代表招集された久保は……

　第三者視点で見ると――連敗した試合の中にはマドリーやベティスの格上チーム、また内容的には勝ち切れた試合や、引き分けで終わってもおかしくなかった試合が含まれていました。そのことを考えると、現時点のベストメンバーで最大の力を発揮できれば、勝利することも可能な相手だったはずです。

　渦中の指揮官としては、自信を失い、下手に相手の力量やスタイルに合わせるという策に溺れてしまいました。そして22日にはルイス・ガルシア監督が解任され、残留争いを新体制で戦うことになります。

　チームの立て直しが急務なマジョルカとしては、代表ウィークでの中断は渡りに船になります。ただ久保はその間、日本代表に招集されたことでチームを離れることになってしまいますが――新監督はどのような決断をし、次節ヘタフェ戦にどのような布陣で臨むのか見守りたいと思います。

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