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「よくぞこの作品を…」羽生結弦27歳が“僕の原点”と語るスーパーファミコンの“マニアックすぎる”2つの名作ってどんなゲーム?
posted2022/03/01 17:02
text by
屋城敦Atsushi Yashiro
photograph by
Getty Images/©TAITO CORPORATION 1995 ALL RIGHTS RESERVED.
北京五輪が閉幕した。スーツ規定違反や不可解な採点、ドーピング疑惑など、さまざまな問題も起こった“祭典”ではあったが、普段は目にすることの少ない競技を含め、アスリートが脚光を浴びる唯一無二のイベントだったことは間違いない。
そして今回、ある意外なものに注目が集まることとなった。
開催期間中の2022年2月14日、TBS系列で放送されたテレビ番組『北京オリンピック 羽生結弦インタビュー&カーリング日本VS韓国』で、フィギュアスケート日本代表の羽生結弦選手が、“北京滞在中にフィギュアスケート以外に考えること”について語ったひと幕である。
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かねてよりゲーム好きを公言している羽生選手だが、最近はNintendo Switchの『あつまれ どうぶつの森』で遊んでいるという。言葉を話すかわいらしい動物たちとコミュニケーションを取ったり無人島の開発をしながらスローライフを送る、というのんびりとした作品だ。『どうぶつの森』は20年以上にわたって続いている人気シリーズで、2020年3月20日に発売されたこの作品は国内外で3762万本(2021年12月時点)もの売上を記録している。これは世界歴代トップ5に入る数字である。
それほどのヒット作であるなら、いかに世界的スターの羽生選手がプレイしているといってもさほど注目を集めることにはならない。しかし、その後に続けた「僕の原点」という作品の名前に、多くの人が「それは何?」と首をかしげ、コアなゲームファンたちは「まさか」と目を丸くしたのだった。
昔話をユニークにアレンジした“ぼくの1番”『平成 新・鬼ヶ島』
「ぼくの中で1番ゲームとして好きなのは、スーパーファミコンのゲームなんですけど、『平成 新・鬼ヶ島』っていう、すごくマイナーかもしれないんですけど、たぶんわからないと思うんですけど、そのゲームが僕の原点」(羽生結弦選手インタビューより)