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森保監督が久保建英をスペインまで見に来たのに…45分で交代 カメラマンが「終盤までいれば」と心残りを感じた理由
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2022/02/26 11:03
森保一監督が視察した一戦だったが、久保建英にとっては悔しい45分間となった
“ここに久保がいれば!”と思ってしまうワケ
その後もベティスがやや優位に試合を運ぶ中、交代出場のイ・ガンインがテクニックを見せますが、サポートがなく、攻めきれません。
同点のままなんとか試合を終わらせたいマジョルカでしたが、83分、PKを与えてしまい再度突き放されてしまいました。直後、ベティスは40歳の大ベテラン、ホアキンを投入。
1点ビハインドの終盤、マフェオが意地と気合でなんとかしようとするシーンが散見しましたが、ベティスもしっかり対応してきます。このようなペナルティーエリア内で力ずくでなんとかという展開ならばこそ、“ここに久保がいれば!”と考えずにはいられませんでした。
最後にはGKのリコもゴール前にあげての総力戦に出ましたが、分厚い壁を越えることはできずタイムアップ。チームの敗戦に加え、ハーフタイムでの交代は、久保にとっては心残りであろう試合になってしまいました。
ちなみに……撮影後にはセビージャの街を少し散策しました。暖かい気候の影響もあるのか、世界で3番目に大きいと言われるカテドラル周辺にもたくさんの人が出ており、かなり味のあるバルで仕事後の1杯を楽しみました。