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鍵山優真16歳「やっと強い相手と戦えるようになった」と語った日… 樋口新葉・りくりゅうペアが台頭するまで《フィギュア団体銅》
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2022/02/07 17:30
銅メダルを獲得したフィギュア団体日本代表
シニアになって以降、樋口は平昌五輪こそ落選したものの、直後の世界選手権で銀メダルを獲得するなど着実に成長。2021年の全日本選手権で2位に入って五輪代表の座をつかんだ。勢いに乗っているだけに、15日から始まる女子シングルの戦いも注目したい。
「りくりゅう」が1年前に残した好対照なコメント
<名言3・4>
練習では一度も転んだことがなかったジャンプでミスが出て悔しいです。本番のここ一番で2人が合わせられるよう練習します。
(三浦璃来/Number1025号 2021年4月15日発売)
世界のどの位置にいるのかを確認できて、これまでは世界との差を感じていたけれど、今は自分たちの夢が現実的に見えてきました。
(木原龍一/Number1025号 2021年4月15日発売)
◇解説◇
今大会のフィギュア団体でペアの三浦・木原組、通称「りくりゅう」も大きく飛躍した。ソチ、平昌に続いて3大会連続となる五輪となった木原は、新パートナーである三浦と息の合った演技を見せ、フリーで139.60点をマーク。初のメダル獲得に貢献した。
そんな2人は2021年に開催された世界選手権で結成2シーズン目ながら日本人同士のペアとしては歴代最高となる10位を確保し、北京五輪枠の「2」を獲得した。冒頭のコメントはその際のものだ。悔しさをにじませた三浦と手ごたえを感じた木原は、好対照ながらそれぞれ上を目指す意欲を感じさせた。
そして今季は日本人同士のペアとして史上初となるグランプリシリーズで2戦連続表彰台も経験した「りくりゅう」が、どのような戦いを見せるかにも今後注目したいところだ。
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