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最多記録10得点でも「ちょっと少なかった」大迫勇也(鹿児島城西)が語る“半端ない”伝説の選手権「最近、うちの娘まで言うんで」

posted2022/01/10 07:15

 
最多記録10得点でも「ちょっと少なかった」大迫勇也(鹿児島城西)が語る“半端ない”伝説の選手権「最近、うちの娘まで言うんで」<Number Web> photograph by Shinji Akagi

大迫が第87回選手権で挙げた「10得点」はいまだに破られていない大会記録だ

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内田知宏(スポーツ報知)

内田知宏(スポーツ報知)Tomohiro Uchida

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Shinji Akagi

 まだヴァイッド・ハリルホジッチ監督が日本代表の指揮を執っていた2018年3月のことと記憶している。ロシア・ワールドカップへ向けた強化を狙い、ベルギー・リエージュに遠征に出た日本代表。濡れた枯れ葉の香りと鼻に入ってくる冷気が朝を告げ、昼間はうららかな日差しが眠気を誘う。時の流れすらゆっくり感じるような地で、大迫勇也は口を開かなくなった。

 ハリルホジッチ監督解任へ向けたカウントダウンの音が大きくなり、チームには無機質な空気が漂っていた。エースと言われた男も、取材対応日に「また(今度)!」と言い残し、バスに乗り込むことが増えていった。以降、ロシアW杯、昨年初頭のアジア杯でも同じ行動を取るようになった。昨年、その理由を尋ねた。

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