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「オカダとオスプレイ、まとめて潰さなきゃ気がすまねえ」混迷の東京ドーム2連戦、鷹木信悟は“本物のベルト”を守り抜けるのか 

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原悦生

原悦生Essei Hara

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posted2022/01/03 11:04

「オカダとオスプレイ、まとめて潰さなきゃ気がすまねえ」混迷の東京ドーム2連戦、鷹木信悟は“本物のベルト”を守り抜けるのか<Number Web> photograph by Essei Hara

現IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟と、昨年の『G1 CLIMAX』を制したオカダ・カズチカ。因縁深まる両雄が「1.4」の東京ドームで激突する

「1.4は本気のオカダで来てほしい。何の言い訳もされたくないからね。オレには迷いも不安もないよ。自信しかない。1年やってきたことを出せば、いつもどおりの鷹木信悟を貫けば勝てると思っている。ひとつ引っかかることは、この前の後楽園でオカダに言われた『鷹木さん、あなたの背中じゃ新日本の50周年は背負えない』。あえて、そこでオレは言い返さなかった。家に帰って冷静に考えたけどな、あそこで『いや、オレが新日本の50周年を背負うんだ』っていうのも違うと思うし。50周年っていうだけだから、選手全員で背負って、その中でチャンピオンがトップにいるっていうのでいい。

 逆に聞くけど、オカダが新日本の50周年記念、背負う覚悟はあんのかなって。時代は令和になって、IWGPも世界ヘビーになった。未来に向かって走っていっているのに、オカダは先代のベルトを持ち出しておもちゃ扱いしてる。こんなヤツに50周年、背負う資格はねえよ。心配するな、オカダ。オレがやってやるよ」

ベルト3本の異常事態に「新日本が迷走しているよ」

 鷹木はもう一本の“偽物のベルト”を持っているオスプレイにも触れた。

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「それから、1.5についても言っておこうか。ウィル・オスプレイ。偉そうにベルト待ってるな。アイツがIWGP世界ヘビーを自作したとき、オレもブチ切れたけど、日本に入国したと聞いたら素直にうれしかったよ。なんか、アイツのことは憎めなくてな。心の奥にリスペクトがあるのか知らねえけれど。ただ、アイツに関してオレは大事なところで、大事な試合ですべて負けている。この1.5でオスプレイに勝たなければ2021年も終われねえし、2022年も始まらない。冷静に見てみたら、最高峰のベルトが3本あるってコレ、ハッキリ言って新日本が迷走しているよ。正しい道を作れるのは、オレしかいないと思っているから」

 鷹木はそう胸を張った。

「本当の意味で真価が問われるのは2022年。そこでいきなり1.4、1.5っていう正念場があるから、そこを乗り切るか乗り切らないかで、オレの今後、いつまでやるかわからないけど、40代、50代のプロレス人生が変わってくるな。これはね、またベルトの問題になってしまうけど、1.4、1.5、これは新日本プロレスだけじゃなくて、プロレス界のためにもオレが乗り切らないとダメだと思うんだよね。IWGP世界ヘビーとプロレス大賞MVPでプロレス界のテッペンを取ったとは思ってないんで、試練が1.4、1.5と続くけど、そこも乗り越えて2022年もさらに龍の如くテッペン目指して駆け昇っていくよ」

 連日の試練を終えたあと、“本物のベルト”をふたたび掲げることができるのか。鷹木信悟のあくなき挑戦は続く。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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